昨日のカープ勝ちました

【プロ野球】
阪神0-3広島 広島・野村、昨季に並ぶ9勝目 

2013.8.30 21:21
広島先発の野村祐輔 =甲子園球場(撮影・岡田亮二)

広島先発の野村祐輔 =甲子園球場(撮影・岡田亮二)

 広島の野村が投打に活躍した。8回を被安打3の無失点で昨季に並ぶ9勝目。松山の左前打で先制した二回には1死満塁から右前打を放って追加点を奪った。ミコライオは20セーブ目。阪神は打線の組み替えも実らず零敗で4連敗。

 ◇セ・リーグ        

 阪神-広島18回戦(阪神10勝8敗、18時、甲子園、42788人)        

広 島030000000-3 

阪 神000000000-0 

▽勝 野村18試合9勝4敗   

▽S ミコライオ44試合2勝4敗20S  

▽敗 メッセンジャー24試合11勝7敗  

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今日のコラム


8月31日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

辛抱が感謝になる

 われわれが一生懸命に仕事をしても、世間がそれを認めてくれなかったら、非常に悲しい。そんなとき、その悲しさが不平となり出てくるのも、一面ムリのないことだと思う。しかし“認めてくれないのは世間の人が悪い”という解釈もできるが、“まあちょっと辛抱しよう。

今は認めてくれなくても、いつかは認めてくれるだろう”と、じっと堪え忍び、いい姿を続けていくというのも一つの方法である。そして認めてもらったら、これは非常に嬉しい。その嬉しさが感謝になる。“より多くわれわれを認めてくれた社会に対して働かなくてはいけない”という感謝の心になってくる。そういう心がなければいけないと思う。



筆洗

2013年8月30日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼比喩というのは大げさなものだが、「バケツをひっくり返したような雨」というのは、どの程度の降雨量なのか

▼東京大学の木村龍治名誉教授の近著『天気ハカセになろう』(岩波書店)によると、四リットルのバケツの水を十秒かけて地面の一カ所に落としていくと、一秒間で一〇〇〇ミリの降雨量に相当するらしい。そんな豪雨はありえないが、では実際の集中豪雨は、どの程度か

▼昨夏の九州北部豪雨の時、熊本県阿蘇市では十時間の総雨量が五〇〇ミリだった。十キロ四方にそんな雨が降ったとすれば、東京ドーム大なら約四十杯、ナゴヤドーム大なら約三十杯ものバケツが、街の上でひっくり返された計算になるという

▼そういう強烈な雨が降りそうな時に出されるのが、「特別警報」だ。大雨だけでなく暴風や波浪などで「数十年に一度」のレベルになりそうな場合に気象庁が発表する。去年から使用している「経験したことのないような大雨」といった表現も使い、すぐに命を守る行動をとるよう呼び掛ける

▼経験は身を助けてくれるものではあるが、ドイツの小説家ジャン・パウルは二百年前<経験はよい薬であるが、病気が治った後でしか手に入らない>との警句を発している

▼特別警報体制が始まるきょう、本州付近には前線が延び、台風15号も近づいている。空に巨大なバケツが用意されたと思った方がよさそうだ。



2013年8月31日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼晩夏とは一抹の感傷を引く季節。炎天が似合った百日紅(さるすべり)の花も心なしか物憂い風情だ。照れば熱暑、降れば濁流という乱調の下、亡き人と平和を思った8月の言葉から

▼東日本大震災で亡くなったが身元が分からず、家族のもとへ帰れない人がいる。岩手県の吉祥寺は遺骨を納めた22の木箱を保管する。住職の高橋英悟さん(41)は「身元の分からない骨は、津波で犠牲になった命を忘れないようにと訴えかけているように感じる」と話す

▼20~40代が中心になって元日本兵の声を記録しているグループがある。時は流れ高齢化が進むが、メンバーの田所智子(さとこ)さん(47)は「私たちの価値観で言葉を選んだり切り捨てたりしないように心がけている」。すでに1500人から聞き、一部をネットで公開している

▼101歳の医師日野原重明さん。全国の小学校を訪ねる「いのちの授業」が10年を迎えた。「命とは、きみたちが使える時間のことなんだよ」。多くの「使える時間」が、古今の戦争で断ち切られた

▼元高校球児の青年海外協力隊員がアフリカのブルキナファソで野球を教えている。現地の少年サノ・ミル君(17)の感想が新鮮でいい。「全員が平等に打席に立てる。野球はすごくフェアだよ」。この夏は甲子園も熱かった

▼落語家の桂文珍さんがネット社会をチクリ。「上手に使えばいいものを、火を使い始めたばかりのお猿さんと同じで、まだ使い方がようわかってないんですな」。時々「炎上」するのは、そのためであろうか。

今日のコラム


8月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

会社の実力を知る

 私は今までに銀行にお金を借りに行って、断わられたことはありません。これは決して誇張でも自慢でもありませんが、計画を立て「これだけお金が要りますから貸してください」と申し出て、「これは松下さんいけません」と言われたことがないのです。

 それはやはり、自分の会社の力というか、そういうものを正しく認識して、その範囲の中で銀行にお願いしていたからでしょう。ですから銀行の方もこれなら大丈夫だと信用して応じてくれたのだと思います。

 大事なことはみずからの会社の実力を正当に認識し、それに応じて事をなしていくことだと思うのです。



筆洗

2013年8月28日筆洗(東京新聞Web)

▼宇宙船ソユーズに乗ったことがある。いや、もちろん宇宙に行った訳ではない。十数年前、モスクワ郊外にある宇宙飛行士訓練センターを訪れた際に、実物大の模型に入らせてもらったのだ

▼模型とはいえ、飛行士が訓練で使うシロモノだ。興奮しつつ乗り込んだが、いささか失望した。装備がどうにも古くさいのだ。飛行位置を示す計器にいたっては、モニターではなく、小さな地球儀が回る原始的と言ってもいいような仕組みであった

▼だが、専門家の説明を聞いて納得した。「古い技術や装備というのは、安全が確認され尽くしたもの。計器一つでも新技術を導入すれば、リスクが生ずる。だからこれでいいんだ」

▼宇宙航空研究開発機構(JAXA)の新型ロケット開発責任者・森田泰弘教授も言っている。「ロケットの技術は先端ではありますが、考え方は保守的です。それを支える技術は、欠点が出尽くしたような何世代も前のもの」(JAXA編『新型固体ロケット「イプシロン」の挑戦』)

▼そんな世界に風穴を開けるのが、イプシロンだ。人工知能を備え、自ら点検を行う。発射管制を担うのは、パソコン二台だけ。開発当初は「夢のような冗談」とさえ言われたそうだ

▼残念ながら昨日の打ち上げは中止されたが、何せ世界の常識を変えようという挑戦。どんなトラブルにも、大きな価値があるはずだ。




2013年8月29日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼アグニ」といえばインドの火の神、点火を意味する英語イグニッションにつながるとされる。米国ではロケットを打ち上げるとき、「3(スリー)、2(ツー)、1(ワン)、イグニッション……レッツゴー」などと言ったりする。だが一昨日、火の神様は踊らなかった

▼国産の新型ロケット「イプシロン」の打ち上げは、発射19秒前に中止になった。鹿児島の現地で、中継画面の前で、大人も子供も落胆を隠せない。「3、2、1、0」に続いて歓声は起きず、ため息が残った

▼自由研究なのだろう、夏休みの宿題の仕上げに来た小学生もいたようだ。残念だったが失敗したわけではない。トラブルを超えることで、世界注視の技術はより確かなものになると信じよう

▼小欄も自由研究にならって、日本のロケット小史をひもといてみた。戦後の貧しさの中、わずか23センチのペンシル型を水平に飛ばしたのが始まりだ。朝日新聞は「赤ん坊ロケット成功」と書いた。以来58年、よくぞここまでの感にうたれる

▼地球の重力を振り切るには、計算上は秒速11・2キロもの「脱出速度」が要る。煙を引いて天に昇る姿は、昔の人なら竜と見るだろう。人工衛星などを宇宙へ届けて自分は短時間で燃え尽きる、けなげな縁の下の力持ちでもある

▼新鋭のイプシロンは打ち上げ管制をパソコン2台で行う。省力化と低コストは、衛星打ち上げのビジネスで強みになるそうだ。夢と商売を兼ねた分野の市場規模は膨らむばかり。新たな打ち上げを、次は歓声で見送りたい。

ごきげん歌に乾杯!

http://www.nhk.or.jp/gokigen/radio_next_oe.html

2013年8月28日(水)
前半 夜 8時05分〜8時55分/後半 夜 9時05分〜9時30分

    [ラジオ第1]
    2013年8月28日(水) 午後8:05~午後8:55(50分)

ジャンル
    音楽>歌謡曲・演歌

番組内容
    小金沢昇司,小林幸子,美川憲一,はやぶさ,山岡秀明,【司会】コロッケ,瀬口侑希 <曲目>「さそり座の女」美川憲一,「柳ヶ瀬ブルース」美川憲一ほか

出演者ほか
    小金沢昇司,小林幸子,美川憲一,【司会】コロッケ,はやぶさ,山岡秀明,瀬口侑希

楽曲
    「さそり座の女」
    (歌唱)美川 憲一
    「柳ヶ瀬ブルース」
    (歌唱)美川 憲一
    「お金をちょうだい」
    (歌唱)美川 憲一
    「北の三代目」
    (歌唱)小金沢 昇司
    「願・一条戻り橋」
    (歌唱)小金沢 昇司
    「ありがとう…感謝」
    (歌唱)小金沢 昇司
    「おもいで酒」
    (歌唱)小林 幸子
    「とまり木」
    (歌唱)小林 幸子
    「雪椿」
    (歌唱)小林 幸子
    「黄昏のビギン」
    (歌唱)瀬口侑希
    「あなたの胸で泣きながら」
    瀬口 侑希

    [ラジオ第1]
    2013年8月28日(水) 午後9:05~午後9:30(25分)

ジャンル
    音楽>歌謡曲・演歌

番組内容
    小金沢昇司,小林幸子,美川憲一,はやぶさ,山岡秀明,【司会】コロッケ,瀬口侑希 <曲目>「さそり座の女」美川憲一,「柳ヶ瀬ブルース」美川憲一ほか

出演者ほか
    小金沢昇司,小林幸子,美川憲一,はやぶさ,山岡秀明,【司会】コロッケ,瀬口侑希

楽曲
    「夫婦つくしんぼ」
    (歌唱)瀬口 侑希
    「ちょっと待ってよヨコハマ」
    (歌唱)はやぶさ
    「あなたは雪になりました」
    (歌唱)小金沢 昇司
    「蛍前線」
    (歌唱)小林 幸子
    「生きる」
    (歌唱)美川 憲一

昨日のカープ勝ちました

【プロ野球】
広島8-1DeNA 広島が八回に集中打

2013.8.27 21:08
1回、満塁のピンチで多村を三振に仕留め、グラブをたたく広島・前田健=マツダ

1回、満塁のピンチで多村を三振に仕留め、グラブをたたく広島・前田健=マツダ

 広島は1-1の同点とされた直後の八回に菊池のバントに失策が絡んで1点を勝ち越した。さらに松山、赤松の連続適時二塁打や石原の3ランなどで、この回一挙7点を挙げた。DeNAは拙守をきっかけに投手陣が崩れて3連敗。

 ◇セ・リーグ            

 広島-DeNA19回戦(広島12勝7敗、18時1分、マツダスタジアム、23640人)

DeN000000010-1     

広 島00010007×-8     

▽勝 永川勝17試合3勝1敗      

▽敗 三浦21試合8勝10敗       

▽本塁打 石原5号(3)(大田)

msn産経ニュースより


今日のコラム


8月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

職責の自覚

 お互いに欠点というものはたくさんあり、何もかも満点というわけにはいかない。だから、自分の足りないところは他の人に補ってもらわなければならないが、そのためには自分自身が自分の職責を強く自覚し、その職責に対して懸命に打ち込むという姿勢が大切である。

 仕事に熱心であれば、おのずから職責の自覚が高まるし、職責の自覚があれば、人はまた常に熱心である。そうした自覚、そうした熱意は多くの人の感応を呼び、協力も得られやすくなる。

 そういうことから、みずからの職責を自覚し、全身全霊を打ち込むという心がけだけは、お互いにおろそかにしたくないと思うのである。




筆洗

2013年8月26日筆洗(東京新聞Web)


▼取り壊しには反対です。津波に破壊された建物を『もの言わぬ語り部』として永遠に残してほしいと思っています。私たちは海で生活しています。今ここで生きていくためにも同じ過ちは絶対に許されないと思います」

▼岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)の地区防災センターの祭壇に、身ごもっていた娘さんを亡くした母親のメッセージが張ってあった。遺族会や地元の要望を受け、市は解体を決めたばかりだ。遺族の中でも思いは割れる

▼防災センターは避難訓練に使われ、指定避難所と思い込む住民が多かった。遺族連絡会の調査では二百四十四人が避難し、二百十人が亡くなった。震災で最も多くの人が犠牲になった建物だ

▼二階の天井近くに浸水した跡が残る。わずかな隙間に顔を突き出せた生還者は屋上に逃げた人も含めて二十六人。割れたままの窓、はがれ落ちた天井…。「物言わぬ語り部」は雄弁だが、住民に辛(つら)い記憶を呼び起こす

▼宮城県気仙沼市の市街地に打ち上げられた大型漁船「第18共徳丸」は今も県外からの見学者が絶えない。市は「震災遺構」として保存する意向だったが、市民アンケートで賛成が少数にとどまり解体が決まった

▼何を保存し、何を取り壊すのか、被災地は決断の時期を迎えているのかもしれない。被災者の声にじっくりと耳を傾け、記憶を未来に伝えてゆく知恵を広く結集してもらいたい。




2013年8月27日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼コーヒーをめぐる名句の一つに、18~19世紀のフランスの辣腕(らつわん)政治家タレーランの言葉がある。「悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように清く、愛のように甘い。汝(なんじ)の名は珈琲(コーヒー)」。イメージはぴったり、修辞はきらびやかで重厚だ

▼日本へは、江戸時代にオランダ人が持ち込んだという。いまや世界有数の消費国だが、気になる記事を読んだ。1日に4杯以上飲む55歳未満は、飲まない人に比べて死亡率が高いそうだ。米国の研究チームが発表したという。しかし、待てよ

▼6年前、コーヒーを毎日飲む人は肝臓がんにかかりにくいと厚労省の研究班が発表して、小欄も書いた。飲まない人に比べて発症率は約半分と聞いて、気を良くしたコーヒー党もいたに違いない

▼さて、悪魔なのか、天使なのか。その後の記事を調べると、体にいいと言われたり、良くないとされたりコーヒーも忙しい。大まかに見ると近年は各種の研究でかなり株を上げていた

▼古くから欧州では、コーヒーが毒か薬かでもめたようだ。北欧の王様が2人の囚人にコーヒーと紅茶を飲ませ、どちらが早く死ぬか試したという話もあると聞く。2人ともピンピンしていて、どうやら王様の方が先に死んでしまったらしい

▼珈琲をはじめ、幾つかある漢字の当て字の一つを「可否」としたのは慧眼(けいがん)だった。健康に可か否か。といっても話題ととらえ、朝の一杯、午後のブレークを楽しみたいものだ。一喜一憂で馥郁(ふくいく)たる香りを逃がしては、もったいない。

KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!


8月26日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

「廃棄物バスターズ」が日本代表として世界大会へ
滋賀県立大学工学部・材料科学科 有機複合材料分野 「廃棄物バスターズ」代表 竹村翔太さん
あっちこっちほっかほか便り

9月初旬の各地の行事
近江中山の芋競べ祭り  滋賀県蒲生郡日野町中山 日野観光協会
都もはんなりおこしやす
悪徳商法にだまされるな
京都消費生活有資格者の会 理事 消費生活専門相談員 松本久美子さん

8月27日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

「子どもの村Kyoto」の活動について
NPO法人「子どもの村Kyoto」 事務局長 石原幸江さん
あっちこっちほっかほか便り

9月初旬の各地の行事
平城京天平祭☆夏2013 奈良市平城宮跡 平城宮跡にぎわいづくり実行委員会
都もはんなりおこしやす
今朝のみそひともじ
歌人 林和清さん

8月28日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

「障害者スポーツのつどい」について
京都障害者スポーツ振興会 「障害者スポーツのつどい」スタッフ 岩谷礼子さん
あっちこっちほっかほか便り

9月初旬の各地の行事
白鬚まつり 滋賀県高島市 白鬚神社
都もはんなりおこしやす
ちょっといい話 僧侶 川村妙慶さん

8月29日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

京都の在日コリアン、戦前戦後の歩みを冊子に
京都市地域・多文化交流ネットワークサロン
あっちこっちほっかほか便り

9月初旬の各地の行事
妙見山 八朔祭 大阪府能勢町 能勢妙見山
都もはんなりおこしやす
ほっかほかふれあい広場
【メッセージテーマ】失敗談

8月30日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

日本の森から次世代エネルギーを
株式会社 Hibana
あっちこっちほっかほか便り

9月初旬の各地の行事
上賀茂 紅葉音頭大踊り
京都市 上賀茂神社 一の鳥居保存会
都もはんなりおこしやす
松竹芸能
ヒコロヒー

今日のコラム


8月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

矢面に立つ精神

 人間が大事に際して、その難局の「矢面に立つ」ということは、人生としてはおそろしいことであり、大変に勇気のいることである。スリルがあるとか、あるいはこれはおもしろいな、という人も、今日の青年の中にはいるかもしれないが、ほんとうに腹を割ったところ、あまり愉快ではないと思う。しかし、こういう場合に敢然として、その矢面に立つことも男子の本懐と喜んで事に当たることも大切である。

 そしてそういう人こそ、大事において、うろたえず、ものを決断することのできる人であり、人多くして人なき社会において、ほんとうの人物として立っていくことのできる人であるという思いがする。




筆洗

2013年8月25日筆洗(東京新聞)コラム

▼昨年亡くなった中沢啓治さんには「はだしのゲン」の続編を描く構想があった。目の病気で実現できなかったが、広島平和記念資料館の展示室で下書き原稿を見ることができる(九月一日まで)

▼敗戦から十四年後、ゲンは絵の修業のために上京する。理髪店で被爆のことを話すと、店主から「原爆を受けた者に近づくと放射能がうつる」と罵倒される。東京大空襲で親を失った子どもに同情し、財布を盗まれる場面もある

▼絵が描かれているのは一ページだけ。鉛筆でこま割りやせりふを指定する粗いスケッチだが、波乱に富む新生活を予感させる。続編では被爆者差別を描こうとしたそうだ

▼累計部数一千万部超。二十カ国で翻訳されているこの漫画が、松江市の小中学校の図書館で自由に読めなくなった。旧日本軍の暴虐さを描いた一部の描写が過激とされた

▼校長四十九人のうち、制限が必要と答えたのは五人。結果的に政治的圧力に屈する形になった市教委の判断は理解に苦しむ。週刊少年ジャンプで連載中、人気が下位に沈んでも、編集長が子どもに読ませたいと判断し連載は続いた。どちらが教育的だろうか

▼麻生太郎外相(当時)の肝いりで核拡散防止条約の国際会議に政府代表団が英語版「はだしのゲン」を配布したことも。下村博文文部科学相は閲覧制限を認めた。大の漫画好きの麻生さんの考えが聞きたい。




2013年8月26日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼処世訓にも色々ある。竹下登元首相の語録に「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう」がある。自分で実行するか、できるかは別にして、記憶に残る言葉ではある。竹下氏は「辛抱、辛抱、永久辛抱」を旨とした

▼控えめにふるまうのも競争に勝ち残るための戦略に他ならないが、それとは正反対の世界を人気ドラマが描いている。TBSの「半沢直樹」だ。手柄を部下にあげるどころか、自分の失敗の責任を押しつけてくる上司と、主人公は激しく戦う

▼番組の公式サイトを開いて噴き出した。いきなり「クソ上司め、覚えていやがれ」とあった。半沢は、バブル期に銀行に入った中間管理職である。「やられたらやり返す、倍返しだ!」の啖呵(たんか)が冴(さ)える

▼倍返しという言葉、80年代末にバレンタインデーのお返しの常識として使われた記憶がある。あの騒々しかった時代ははるか遠い。同じ言葉が仕返しという物騒な意味合いで再登場したのも、ご時世か

▼「ブラック企業」「追い出し部屋」……。会社の仕打ちに辛抱ならなくても、現実にはなかなか刃向かえない。10倍返しの返り討ちに遭いかねない。せめて堺雅人さん演じる半沢の目力(めぢから)と行動力に溜飲(りゅういん)を下げる。そんな思いの人も多いだろう

▼「チャンバラ小説の痛快さ」を狙った。原作を書いた作家の池井戸潤(いけいどじゅん)さんはかつて本紙にそう語っている。といって単純な勧善懲悪ものでもない。『オレたちバブル入行組』の最終盤の一行に首がすくむ。「人事が全てだ」

ラジオ音楽便 にっぽんの歌 こころの歌

ラジオ音楽便 にっぽんの歌 こころの歌

「ラジオ深夜便」で午前3時台に放送している「にっぽんの歌 こころの歌」の特集番組


ラジオ音楽便 ~にっぽんの歌 こころの歌~ラジオ第1放送で8月24日(土) 午前9時5分から

昨日のカープ勝ちました

【プロ野球】
広島6-2ヤクルト 広島・野村が8勝目

2013.8.23 20:55
3回、タイムリー二塁打を放つ広島・丸佳浩=マツダスタジアム(撮影・森田達也)

3回、タイムリー二塁打を放つ広島・丸佳浩=マツダスタジアム(撮影・森田達也)

 広島は三回に菊池、丸の連続適時二塁打と梵の3ランで5点を先制。1点を返された直後の五回は木村の適時打で加点した。野村は8回2失点で8勝目。ヤクルトはバレンティンが3試合連続本塁打を放ったが、序盤の失点が重かった。

 ◇セ・リーグ        

 広島-ヤクルト17回戦(ヤクルト9勝8敗、18時、マツダスタジアム、22427人)     

ヤクルト000010010-2 

広  島00501000×-6 

▽勝 野村17試合8勝4敗   

▽敗 木谷22試合1勝2敗   

▽本塁打 梵5号(3)(木谷)バレンティン47号(1)(野村)    

このニュースの写真

8勝目を挙げた広島先発の野村祐輔=マツダスタジアム(撮影・森田達也)
3回、内野安打を放つ広島・木村昇吾=マツダスタジアム(撮影・森田達也)
3回、タイムリー二塁打を放つを放った広島・菊池涼介=マツダスタジアム(撮影・森田達也)
5回、本塁打を放ち出迎えられるヤクルト・バレンティン=マツダスタジアム(撮影・森田達也)


パ・リーグ(23日)
楽 天 5-0 ロッテ 終了
西 武 - ソフトバンク 中止
オリックス 2-5 日本ハム 終了


msn産経ニュースより




今日のコラム

8月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

我 執

 一人ひとりの人が、それぞれに自分の考え、自分の主張を持つということは、民主主義のもとではきわめて大事なことである。が、同時に相手の言い分もよく聞いて、是を是とし、非を非としながら、話し合いのうちに他と調和して事を進めていくということも、民主主義を成り立たせる不可欠の要件であると思う。もしもこの調和の精神が失われ、それぞれの人が自分の主張のみにとらわれたら、そこには個人的我執だけが残って争いが起こり、平和を乱すことになる。

 今日のわが国の現状、世界の情勢をみるとき、今少し、話し合いと調和の精神が欲しいと思うのだが、いかがなものであろう。



筆洗

2013年8月23日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼正岡子規は野球が大好きだった。<愉快とよばしむる者たゞ一ッあり ベース、ボール也>。学生時代、野球に情熱を注いだ。打者、走者、直球…。子規が翻訳を試みた用語は今も生きている

▼野球という熟語も創造し、「ノ・ボール」と読ませた。自分の幼名である「升(のぼる)」の当て字で、雅号の一つとして使った。「ヤキュウ」と音読みさせ、ベースボールの訳語にしたのは子規の一中の三年後輩に当たる中馬庚(ちゅうまんかなえ)である(長谷川櫂著『子規の宇宙』)

▼近代日本語の最大の改革者が三十五歳で亡くなってから百十年余。ベースボールの本場に渡った日本人が、日米通算で四千本もの安打を重ねる時代が来るとは想像もできないことだった

▼イチロー選手の「快挙」には慣れてしまった感もあるが、桁外れの安打数は賛嘆しかない。米球界でも二人だけしか到達していない偉業である

▼「自分自身を模倣し、自分自身をいつもコピーしつづけるのは、安心である。しかし、そこには停滞があり、衰退が待ち受けている。組織であれ、個人であれ、その生命が持続していくには、自己模倣ではなく、自己の更新が必要なのだ」。世阿弥の思想に基づいた土屋恵一郎・明治大教授の指摘である

▼過去の自分を模倣するだけの選手なら大記録は生まれなかった。限界に挑戦し続け新しい自分を生みだす三十九歳。物語の続きが楽しみだ。




2013年8月24日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼降りすぎれば厄介だが、干天(かんてん)なら慈雨と呼ばれ、恵みの雨と拝まれもする。底が抜けたような雨の目立つ夏ながら、水不足に悩む地も多い。雨量分布は斑(まだら)をなして、ある所では田んぼがひび割れ、ある所ではダムの水量が心細い

▼鹿児島県南さつま市では先週、渇水対策本部の初仕事に雨乞いをした。棒でたたくと雨を呼ぶと伝わる巨石に、市長らが願をかけた。サツマイモやミカンへの影響が心配されるといい、降っても照っても農業は気がもめる

▼現代版の「雨乞い」もある。東京都は21日、小河内(おごうち)ダム周辺の人工降雨装置を12年ぶりに動かした。ヨウ化銀の溶液を燃やして煙を上空に放つと、煙の粒子が雨粒をつくる理屈という。間もなくぽつぽつと雨が降りだしたそうだ

▼人工降雨はれっきとした技術で、多くの国が取り組んでいる。北京五輪では「人工消雨」が話題にのぼった。雨にたたられないように、前もって雨を降らせて雨雲を消してしまおうとする試みで、理屈は同じである

▼照れば雨を、降れば陽光を、人は求めてきた。雨乞いはもとより、昔の欧州には、雲に大砲を撃ち込み、刺激して雨を降らそうとした記録も残るそうだ。砲弾はむなしく落下して、雨が降ることはなかったろうけれど

▼きのうは二十四節気の処暑。暦の上では暑さがおさまる頃となり、列島は広く雨の週末である。雨乞いの南さつま市も一息だろうか。気象を操る大望もいいが、天の恵みの好日と好雨はもっといい。秋への傾斜が待ち遠しい。

今日のコラム


8月23日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

強い要望があってこそ

 あらゆる製品について、それをお買い求めくださるお客さまの立場に立ち、お客さまの番頭になる気持で、性能、品質をためし、再吟味してみる。これは工場側においてそうであると同時に、これを販売する営業部門においても、同様の気持で厳格に調査して、もし一点でも不満足なところがあれば、工場に返品して再検討を求めるということでなければならない。

 こうして、販売に当たる者も、生産にたずさわる者も、製品の良化を強く要望し、すべて良品にしなければならないという要望が強まれば強まるほど、工場における良品生産も促進されることになり、さらに信念に満ちた製品が提供されることになるのである。



筆洗

2013年8月22日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)

▼鏡面のような穏やかな海に、無数の筏(いかだ)が浮かぶ。三陸・山田湾名産のカキの養殖は震災で壊滅的な被害を受けたが、筏の数は震災前の六割ぐらいまで戻ってきたという。絶望を乗り越えた人たちの苦闘が結実した

▼この夏、三陸の被災地を鉄道とバスで回った。無残に破壊された防潮堤に土のうを積んだ小さな浜が多かった。津々浦々の集落を襲った津波の痕跡は今も生々しい。あったはずの民家はなく、草だけが生い茂る

▼浸水した土地のかさ上げのために土砂を数メートル積み上げる工事が各地で始まっていた。ダンプカーが砂煙を上げて走り回る。遅々とした足取りではあるが、再生の道を歩んでいるように見えた

▼テレビのニュースは大船渡のサバの豊漁を伝えていた。山田湾のカキ養殖と同じように復活の兆しは希望の光だが、同じ被災した漁業者なのに一筋の光明も見いだせない人たちがいる

▼汚染水の海洋流出が明らかになった東京電力福島第一原発で、タンクから三百トンもの高濃度汚染水が漏れていたことが分かった。福島県のいわき市漁業協同組合は、九月から始める予定だった試験操業を延期する

▼原子力規制委員会は国際的な事故評価尺度をレベル3まで引き上げる可能性があるという。タンクに構造的な問題があるなら極めて深刻な事態だ。操業再開の夢は遠のいた。「収束宣言」のなんと罪深いことか。



2013年8月23日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼野球音痴、などと呼ばれる人がいる。作家の故・吉村昭さんの妻、作家の津村節子さんもそのくちだったらしい。テレビ観戦していた吉村さんの弟が「長嶋は、全くよく打つなあ」と感嘆した。そのときの応答が振るっている

▼「それなら、長嶋という人につづけて打たせればいいじゃないですか」。吉村さんと弟は絶句したそうだ。その長嶋さんをイチロー選手に換えた珍問答が、アメリカのどこかの家庭であったかもしれないと想像すれば楽しい。イチローは全くよく打つなあ、と

▼打撃の技を最高の域に磨き上げてきた仕事師が、また金字塔を打ち立てた。日本で9年、米国で13年。合わせて4千本目となる安打は、快音とともに、飛びつく三塁手の脇を抜けていった

▼この高みに届いた選手は日本の球界にはいない。大リーグでも過去2人を数えるだけだ。「日米通算」という新しい形の数字だが、価値が減じることはあるまい。大リーグの記録にならなくても、一人の大リーガーの偉大な記録である

▼高校時代の恩師、中村豪さんが言う「丸太の中で、竹ひごが通用した」の祝福がよかった。高2の夏、甲子園で初戦敗退したとき、鈴木一朗君は寄せ書きに「悔しい!」とだけ書いている。努力の天才は細身の少年だった

▼腕っぷし自慢の中で、この10月に40歳。一年一年が勝負になるが、まだ安打記録の「確定」を見たくないファンばかりだろう。伸ばせるところまで――。身を削るような鍛錬に頭(こうべ)を垂れながら、そう思う。

今日のコラム

8月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

国民を叱る

 私は総理大臣というものは、新しく就任したならまず国民を叱らなければならないと思います。今は国民を叱る人が誰もいません。国民に対してご機嫌をとることはしても、国民を叱ることはありません。だから国民は甘え、他を頼るようになる。それが経済の上にも、政治の上にも行き詰まりが出てきた一つの大きな原因だと思います。かつて、ケネディ大統領が言ったように、日本の総理大臣も「私は総理大臣になりましたが、みなさんは私に求めてはいけません。国に対して求めるよりも、国のために何をなすべきかをお考えいただきたい。そうしないと日本はよくなりません」こういうことを言うべきだと思うのです。



筆洗

2013年8月21日筆洗(東京新聞TOKYOWeb)


▼うちわであおぎ、打ち水をまいて…。ミツバチも、そうやって猛暑をしのいでいるらしい

▼『ミツバチの世界』(タウツ著、丸善)などによると、気温が三五度あたりを超えると、卵やサナギを守るため、働き蜂は水を巣の中にまいて羽であおぎ、温度を下げる。実験では巣の表面が七〇度になっても、巣の中は三五度に保たれるというから、すごい性能のエアコンだ

▼この「働き蜂エアコン」は、暖房も可能だ。羽を動かすために使う強力な筋肉をただ震わせて、熱を発することができる。ちょうど、車のエンジンを空吹かしするようなものだ

▼さらに驚くべきことに、ニホンミツバチは、この発熱の技を天敵のオオスズメバチ退治にも使うという。スズメバチが巣に侵入してくると、数百匹の働き蜂が一斉に殺到し、天敵を包み込む球になる

▼球の中の温度は四六、七度。ミツバチは約四九度まで耐えられるが、スズメバチは約四五度で昇天。玉川大学の小野正人教授らが発見した蒸し殺しの技「熱殺蜂球形成」である

▼そんな高度な生き残りの術を持つミツバチも、最近は謎の大量死に見舞われている。犯人と疑われるネオニコチノイド系農薬が、市販の蜂蜜からも検出されたという。人間には害のないレベルというが、問題はミツバチの健康。ミツバチが暮らせないような世界では、人間も生きてはいけないだろう。




2013年8月22日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼水に恵まれた国土のゆえだろう。私たちは比喩としての水のイメージを豊富に持っている国民だと、本紙歌壇の選者馬場あき子さんが書いていた。たしかに「水もしたたる」や「水を向ける」など、誰でも指折り挙げることができる

▼しかし今、「水も漏らさぬ」は立つ瀬がない。福島第一原発のタンクから、高濃度の放射能汚染水が漏れていたことがわかった。推計でドラム缶1500本分。大部分は地中にしみこんだとみられ、付近から高い放射線量が計測されている

▼原子力規制委は、国際的な尺度でレベル3の「重大な異常事象」にあたるとの見解を示した。そもそもの事故が大きすぎて感覚が鈍るが、平時にこのレベルなら大騒ぎになろう。漏れた原因さえ分かっていない

▼それにしても、水に絡む、次から次への深刻事態である。1日に約300トンの汚染水が海に流れ込んでいるという試算が出たのは、つい先日のことだ。あれやこれやで、東電はもはや、ダウン寸前のボクサーさながらだ

▼立っているのがやっとの一企業に、事故処理を任せっぱなしにはできまい。原発の再稼働や諸外国への売り込みを急ぐために、廃炉、収束は東電に任せて自らの責任は水に流したい。そうした意図が政府にあると見るのは、勘ぐりが過ぎようか

▼「水に流す」とは、なかったことにすること。いわゆる禊(みそ)ぎの思想が裏にあるという。禊ぎは政治家の得意技だが、国策として推進した事実は消しようもない。災害は今も進行中である。

昨日のカープ勝ちました

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今日のコラム



8月21日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

カンを養う

 カンというと、一見非科学的なもののように思われる。しかしカンが働くことはきわめて大事だと思う。指導者は直観的に価値判断のできるカンを養わなくてはいけない。

 それでは、そうしたカンはどうしたら持つことができるのか。これはやはり経験を重ね、修練をつむ過程で養われていくものだと思う。

昔の剣術の名人は相手の動きをカンで察知し、切っ先三寸で身をかわしたというが、それは、それこそ血のにじむような修行を続けた結果であろう。

そのように指導者としても、経験をつむ中で厳しい自己鍛練によって、真実を直観的に見抜く正しいカンというものを養っていかなくてはならない。




筆洗

2013年8月20日筆洗(東京新聞)


▼終戦から三カ月たった一九四五年の十一月十八日、三十六歳の青山フユさんは日記に書いた。<疎開の荷物を運び出す…彼を待つ準備もうれしい>

▼しかし、その三日後、夫の戦死が知らされる。十一月三十日の日記は、こうしたためられた。<雨降る。終日家に立てこもり、彼との生活をなす。思えば涙のみ溢(あふ)れ一入(ひとしお)堪えがたし>

▼フユさんの手元には、夫の泉さんがフィリピン戦線から送り続けた約百四十通の手紙が残った。その手紙とフユさんの日記の一部を収めた『戦場からの恋文』(中日新聞社出版部)を読めば、あの時代を生きた一組の夫婦の息遣いが蘇(よみがえ)る

▼出征した四二年の暮れ、泉さんは手紙に書く。<内地から半分持って来たもの(愛情なんて言葉には当てはまらないほどの根強いもの)をじっと握りしめている事で、俺の毎日は幸福だと思っている。来るべき日の為(ため)にお互いをもっと強く鍛え上げようではないか>

▼手紙は翌年三月に届き、フユさんは日記に<彼からの便りを繰り返し見たりして楽しく過ごす。もっともっとよりよき生活を築く夢を描いて見る…そうありたくてならぬ>と書いた

▼泉さんの死は、四五年九月二十三日。終戦後も戦闘状態が続く中、病と飢えで命を落としたという。九十歳まで生きたフユさんは、戦場からの恋文の一字一句をノートに書き写し、心の支えにしたそうだ。




2013年8月21日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼正しく怖がる」という言葉をよく耳にしだしたのは、新型肺炎の「SARS(サーズ)」が流行した頃だったか。10年前のことである。その後、未曽有の津波被害や原発事故を経験する中で、危険に向き合う戒めとして広まった感がある

▼元祖とおぼしき言葉は、防災の警世家でもあった物理学者、寺田寅彦の随筆に出てくる。昭和10年、軽井沢で浅間山の噴火に遭遇した。カリフラワー形の噴煙が7、8キロまで立ちのぼったなどと細かく観察している

▼そのときの人々の言動を見て、「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」と書き残した。色あせない一節を、浅間山ならぬ桜島の噴火に思い出した

▼噴煙は高いが、大規模な噴火につながるものではないという。それでも鹿児島市内は暗くなって、大量の降灰「ドカ灰」に見舞われた。この夏、猛暑豪雨の天変そして地異と、列島は息つく暇がない

▼夕立はゲリラ豪雨なる無法者に名を変え、各地でバケツをひっくり返す。秋田や山口などでは次々に発生する積乱雲が「経験のない大雨」や被害をもたらした。バックビルディング現象といい、予測困難というから恐ろしい

▼専門家によれば、人は危険に遭遇したとき「たいしたことはない」と思いたがる心理傾向があるという。ならば寅彦の「正当にこわがる」は、「しっかり怖がる」に改めて胸に畳んだ方が身を助けよう。逃げるに如(し)かず。この格言も色あせない。

今日のコラム

8月20日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

心を通わす

 一人ひとりの努力が、部下の人にもまた上長の人にも知られるということは、何にもまして心嬉しいことだと思います。一つの成果をお互いに味わって、ともに喜び合うことができるということは、私は尊い姿だと思うのです。

 一つの会社の中でも、北海道にいる人の苦労が九州にいる人に伝わる。九州にいる人の苦労が北海道の人に伝わり、打てば響くような形において、全員が結ばれていくというように、お互いに心と心を通わしているような状態になっていなければならない。そうなれば願い通りの好ましい成果が上がり、社会のためにも大衆のためにもなる働きができるであろうと思うのです。




筆洗

2013年8月19日筆洗(東京新聞)

▼さすがは、デスバレー(死の谷)と呼ばれるだけのことはある。米西海岸にある谷こそは、地上で最も暑い場所。一九一三年の七月にこの地で記録された五六・七度が、世界気象機関(WMO)が公式に認める観測史上の世界最高気温だ

▼デスバレーの観測記録を読めば、寒けすら覚える。一九一七年には四八・九度を超える日が四十三日も続いた。七二年には地表温度が九三・九度という記録もあるから、まさに死の谷だ

▼デスバレーは極端にしても、人類はこれまで経験したことのないような異常気象に直面しているらしい。WMOによると、二〇〇一~一〇年の地球表面の平均気温は観測史上最高となった

▼異常気象のため、それ以前の十年間に比べ二割も多い三十七万人以上が死亡した。うち十三万人余は、欧州などを襲った熱波の犠牲者。インド洋のサイクロンの死者が十年で十七万人というから、熱波は熱帯性低気圧並みに凶暴だ

▼『人間はどこまで耐えられるのか』(河出文庫)によると、二十世紀前半まで「日射病」は、太陽光線に含まれる危険な化学線が頭蓋骨に浸透して脳に達し、卒中を起こすものと考えられていた。だから日よけのヘルメットが流行したという

▼何とも滑稽かつ大仰な防御策ではあるが、ここは先人の心掛けにならい、心にヘルメットを被(かぶ)るくらいの警戒心で、猛暑を乗り切りますか。




2013年8月20日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼人の生きる世界を「浮世」と言い「憂(う)き世」とも書く。調べると後者の方が言葉としては古いらしい。つかの間の盆休みが終わり、週明けから憂き世に戻った方もあろう。たとえばそれは、机上に残ったままの仕事の山であったりする

▼国内を見まわせば、この山も憂いが深い。国の借金の山がとうとう1千兆円の大台を超えたと、盆休みの前に財務省が発表した。1万円札で1千億枚は、積み上げれば富士山どころか、あの国際宇宙ステーションの25倍の天空に届く

▼1万円札の福沢諭吉が、「暗殺は別にして借金ぐらい怖いものはない」と自伝で述べているのは皮肉なことだ。先進国で最悪という体たらくに大先達はご立腹だろう。しかも抜け出す道が覚束(おぼつか)ない

▼来春に消費税を上げても、赤字を減らす第一歩にすぎない。自民党税調会長の野田毅氏が「いまある制度を前提にしていけば、消費税はあっという間に25%までいきますよ」と文芸春秋9月号で述べている。社会保障費など歳出の絞り込みは待ったなしだ

▼まさに憂き世、歴代政権の責任は大きいがツケを子や孫に回したくはない。この秋は、消費増税に踏み切るか、見送るかの決断が政治のヤマになる。政権保身の算盤(そろばん)をはじいての先延ばしは、なしに願いたい

▼イソップに照らせば、日本人は自らをアリのように思っていたのに、気がつけば国全体でキリギリス化していた。そんな印象だろうか。刹那(せつな)的でない長い目が必要な時だと思う。政策にも、むろん経済にも。

KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!


8月19日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

涙を流し晴れやかに、「涙活」のすすめ
離婚式プランナー 寺井広樹さん
あっちこっちほっかほか便り

まだまだ暑いからプールで涼もう!
亀岡運動公園プール 京都府亀岡市
都もはんなりおこしやす
ほっかほかふれあい広場
【メッセージテーマ】 失敗談

8月20日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

『東山アーティスツ・プレイスメント・サービス』について
大原学区自治連合会 事務局長 
東山アーティスツ・プレイスメント・サービス
あっちこっちほっかほか便り

まだまだ暑いからプールで涼もう!
京都府立山城総合運動公園 ファミリープール
京都府宇治市
都もはんなりおこしやす
音楽療法ようこ先生! 音楽療法ゆる〜り 代表 松下容子さん

8月21日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

草刈りプロジェクト 「神谷らくらく草刈り“楽草”」について
神谷らくらく草刈り“楽草” 代表 柿迫義昭さん
あっちこっちほっかほか便り

まだまだ暑いからプールで涼もう!
尼崎スポーツの森 アマラーゴ 兵庫県尼崎市
都もはんなりおこしやす
教えて!毛利先生
西陣和装学院 学長 毛利ゆき子さん

8月22日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

未定
あっちこっちほっかほか便り

まだまだ暑いからプールで涼もう!
鶴見緑地プール 大阪府大阪市
都もはんなりおこしやす
あ〜お腹いっぱい おかわり! 薫ノ巻

8月23日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

心の栄養士を育てよう!
心に花を咲かせよう21プロジェクト 羽鳥久恵さん
あっちこっちほっかほか便り

ほっかほか朝市
都もはんなりおこしやす
映画を観よう
京都シネマ 横地由起子さん

今日のコラム


8月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自由と秩序と繁栄と

 自由という姿は、人間の本性に適った好もしい姿で、自由の程度が高ければ高いほど、生活の向上が生み出されると言えましょう。しかし、自由の反面には、必ず秩序がなければならない。秩序のない自由は、単なる放恣にすぎず、社会生活の真の向上は望めないでしょう。

 民主主義のもとにあっては、この自由と秩序が必ず求められ、しかも両者が日を追って高まっていくところに、進歩発展というものがあるのだと思います。そして、この自由と秩序と一見相反するような姿は、実は各人の自主性において統一されるもので、自主的な態度こそが、自由を放恣から守り、無秩序を秩序にかえる根本的な力になるのだと思います。



筆洗

2013年8月18日筆洗(東京新聞)

▼識字率と革命には、深い関係があるらしい。フランス革命はパリ周辺の男性の五割が文字を書けるようになった時に、起きたのだという

▼人口統計学を駆使して、一九七〇年代にソ連の崩壊を予測したことで知られるE・トッド氏は『アラブ革命はなぜ起きたか』(藤原書店)で指摘している。十七世紀の英国の市民革命も、二十世紀初頭のロシア革命も、男性の識字率が五割を超えたころに起きた。知への目覚めが、民衆の政治参加を呼び起こす条件になるのだ

▼トッド氏が識字率とともに重視するのが、出生率と内婚率だ。女性の識字率が上がると、妊娠出産を自分でコントロールするようになり、出生率は下がる傾向がある。女性の意識が、根本的に変化したということだ

▼もう一つの内婚とは、いとこ同士など身内で結婚し合い、一族の絆を固めること。この率が下がることは、人々がより開かれた人間関係を求めるようになったことを示すという

▼これらの指標を分析すれば、「エジプトの社会は、呆気(あっけ)にとられるような仕方で変貌しつつある」のは明らかだと、トッド氏は指摘する。「政治体制の過渡的形態がどんなものになるにせよ、社会はより個人主義的にして自由主義的になるだろう」と

▼エジプトで起きている変革への流れは、大河に銃を撃つような愚行では決して止められない。それだけは確かだろう。



2013年8月19日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼職場から出て日陰に入り、東京湾からの海風に吹かれると、心なしか多少過ごしやすくなったと感じる。空が高く、雲の表情も以前と違うように思える。ベンチに腰掛け、本でも読もうかという気になった

▼「緑陰読書」という言葉がある。夏休みの読書をそう称することが多い。中国文学者、斎藤希史(まれし)さんの『漢文スタイル』によると、それほど古い言葉ではない。日本では、江戸後期の頼山陽(らいさんよう)の漢詩にその典拠らしき句が見られるという

▼詩人の雅(みやび)な境地にはほど遠いが、「積(つ)ん読(どく)」にしていた本を樹下で開く。脳研究者で東大准教授の池谷裕二(いけがやゆうじ)さんと、作家の中村うさぎさんによる『脳はこんなに悩ましい』。驚くような脳の不思議を縦横に語り合い、巻(かん)をおくことができない

▼最新の知見が次々と繰り出される。例えば笑い。楽しいから笑うのだと普通は思う。実は笑うから楽しくなるのだという。からだの動きに脳がついていく。そんな仕組みにできている。池谷さんの説明を裏付ける専門文献が257も掲げてある

▼かなり深刻な話もある。脳の中も人間社会も、世界は冷徹な不平等の法則に貫かれている。出版界でいえば、一握りのベストセラーと、大多数の売れない本にわかれるように。また、人の自由な意志などというものは存在しない。幻想だ、と

▼常識破りの連続に目が回るようだ。その先が知りたいが、ひとまず力尽きた。そういえば斎藤さんが書いていた。木陰の読書に疲れたら「まずは冷たいビール、だな」

精巧 だんじり模型寄贈

精巧 だんじり模型寄贈


 

 星槎(せいさ)国際高広島学習センター1年岡田隼知(はやと)君(15)=広島県世羅町甲山=が、地元の夏祭り「甲山廿日(はつか)えびす」で登場するだんじりのミニ模型を、近くの大田庄歴史館に寄贈した。ペットボトルや木材、色紙などを使い、ちょうちんや欄干などを忠実に再現している。

 模型は実物の5分の1サイズで高さ約60センチ、幅約40センチ、奥行き約50センチ。昨夏に約1カ月かけて作った。

 岡田君は、物心がついた時からだんじりの引き手を務めた。中学生からは、だんじりの前でする即興劇「にわか」にも出演している。「廿日えびすは昔から身近な存在。盛り上げるものを作ろうと思った」と話す。

 昨年8月19、20日の祭りの期間中、完成したばかりの模型を自宅近くに展示した。その後は同館で保管されていたが今月13日、正式に寄贈。常設展示場に並べられた。岡田君は「廿日えびすに関心を持つ人が増えてほしい」と願っている。

【写真説明】自作のだんじりのミニ模型を説明する岡田君

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201308170144.html

小さい時は毎年楽しみで見に行きました。


水谷ひろしのOSAKA歌謡ウェ~ブ

水谷ひろしのOSAKA歌謡ウェ~ブ

放送時間:18:00~20:30

日曜の夜は、歌謡曲でゆったりとすごしませんか?
ゲスト:松原のぶえ、沢井あきら

メール:wave@obc1314.co.jp

(出演者)
水谷ひろし、市川まゆ

聴いています。

東京新聞「ふくしま作業員日誌」には泣ける…

東京新聞「ふくしま作業員日誌」には泣ける…
【政治・経済】
2013年8月16日 掲載 http://gendai.net/articles/view/syakai/144045

お盆も休めず、熱中症も続出


猛暑での作業は過酷/東京電力提供 15日付の東京新聞社会面に掲載されていた「ふくしま作業員日誌」には泣けた。

 福島第1原発で働く作業員たちに社会部の記者がじかに取材し、必死に収束作業に当たっている彼らの肉声をつづった不定期連載。11年8月に始まり、すでに60回を超えている。たとえば、こんな感じだ。
〈子どもに被ばくの影響が出るかもしれないと言っても、結婚してくれる人はいるだろうか。被ばくのことを話すと、みんな逃げる〉(29歳男性作業員=6月29日付)

 生々しい本音が語られていて、伝わるものがあるのだが、中でも、15日の44歳男性作業員の話は響いた。
〈今年もお盆は休めない。東京電力からは「急いで作業をしてくれ」と言われている。(中略)でも熱中症は続出しているし、工程表通りに進まないからと、現場を急がせるのはどうなのか〉
〈「休んでいる場合じゃない。とにかく世間にやっているのを見せろ」と言われてきた〉

〈俺も(津波で)親戚を失った。(中略)お盆には亡くなった人が戻ってくるかもしれない。お盆ぐらい仕事を休み、故郷で墓参りをしたい〉

 ふだん作業に当たっている約3000人の作業員たちも人の子。自然な感情だろうが、ひとつ、気になった。〈熱中症は続出〉のくだりだ。猛暑で過酷な作業を強いられたら、バタバタ倒れても不思議はない。東電広報担当者が言う。

「18日までお盆期間で、今は約1100人が作業に当たっています。一昨年に23人、昨年は7人が熱中症で医療行為を受けた反省を踏まえ、今年は午後2時から5時まで作業を休止するなど、熱中症対策も取っています。今年は7月24日までに2人。続出? それは作業員さんの感覚でしょう。8月のデータ? 7月24日までのものが最新です」

 44歳男性作業員の話とは、かなり違う。

ゲンダイネットより

今日のコラム


8月16日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

道徳は実利に結びつく

 社会全体の道徳意識が高まれば、まずお互いの精神生活が豊かになり、少なくとも人に迷惑をかけないようになります。それがさらに進んで互いの立場を尊重し合うようになれば、人間関係もよくなり、日常活動が非常にスムーズにいくようになるでしょう。また自分の仕事に対しても誠心誠意これに当たるという態度が養われれば、仕事も能率的になり、自然により多くのものが生み出されるようになる。つまり社会生活に物心両面の実利実益が生まれてくると言えるのではないでしょうか。そう考えるならば、私たちが道徳に従ってすべての活動を行なうということは、社会人としての大切な義務だということにもなると思います。



筆洗

2013年8月15日筆洗(東京新聞)


▼どんな国家や民族にも、目を背けたい歴史があり、それを正当化するための言い訳や理屈はいつか「神話」となり、過去を直視できなくする、と先日の小欄で米国の原爆神話のことを書いた

▼日本にも神話はある。「大東亜共栄圏」という理想を掲げた聖戦が、アジアの国々を植民地支配から解放した、というのはその一つだろう。確かに欧米の植民地政策に苦しんだアジア各国は太平洋戦争の後、次々と独立を果たした

▼その内実はどうだったのか。当初は「解放者」として歓迎された日本軍は、かつての支配者と同じか、それ以上の圧政を敷き、日本の占領地域には抗日組織が生まれる

▼「日本が白人の手からアジアを解放したのではなく、『黄色い白人』の占領・軍政・支配への抵抗をつうじて、第二次世界大戦以後の東南アジア諸地域の独立運動が成長していったのである」(黒羽清隆著『太平洋戦争の歴史』)という視点は説得力がある

▼フィリピンで捕虜になった大岡昇平さんは『レイテ戦記』にダバオの老人の言葉を引用した。「スペイン人はよくなかった。アメリカ人は悪かった。日本人は一層悪かった。しかし最低なのは二度目に来たアメリカ人だ」

▼生きる時代、土地を人は選べない。あの時代に生まれたらどう生きていただろう。自分の身を置いて想像してみる。きょうは戦後六十八回目の八月十五日。




2013年8月16日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼映画の木下恵介監督といえば数多(あまた)の名作で知られるが、戦時中に撮った「陸軍」も忘れがたい。出兵の行進の中にわが子を見つけた母親が、横についてひた走りに走り、最後に合掌して見送り、立ち尽くす

▼軍の依頼で作りながら軍に睨(にら)まれた、伝説のラストシーンに重なる歌がある。〈わが生のあらむ限りの幻や送りし旗の前を征(ゆ)きし子〉。作者の小山ひとみさんは、戦死したひとり息子を詠んで、朝日歌壇によく選ばれた人だ

▼行商をして独りの暮らしを立てていた人という。「その痛哭(つうこく)のあまりのはげしさに、この人の名を記憶されている読者もいるだろう」と、40年前、8月15日の小欄は書いている。戦争が終わって28年、戦没兵の親もまだ多くご健在だった

▼きのう東京であった全国戦没者追悼式の参列予定者には、3年続けて戦没兵の父母の名はなかった。妻も16人で過去最少となった。戦後の時を死者と分かち持ってきた人が、いよいよ減りつつある

▼記憶する人も死に絶えたとき、死者は真に死ぬという。その謂(い)いに従えば、戦没者は続々と「真の死者」になりつつある。静かでたしかな追悼のかたちが、むしろこれから大切になる

▼とともに、他国の犠牲者も忘れてはなるまい。〈遺棄死体数百といひ数千といふ いのちをふたつもちしものなし〉と戦時中、新聞人で歌人の土岐善麿は詠んだ。これは日本軍の戦果を報じたニュースへの歌という。おごそかな真実の前に自国他国の違いはなく、母の痛哭に軽重はない。

現地視察でわかった 福島原発のあふれ返る汚染水

もうなすすべなし…



 福島第1原発では今も、放射能汚染水が海に流れ出ている。東電は泥縄式に岸壁近くの井戸から汚染水をくみ上げたりしているが、なにしろ、海に流れ込んでいる汚染水の量は半端じゃない。東電は遮水壁をつくったり、地下水の流入を防ぐべく、凍土方式の検討を始めているが、どれもこれも場当たりで、いい加減で、福島県民をなめているのか、と言いたくなる。

 そんな中、14日、民主党の国会議員が福島第1原発を視察し、問題点をつぶさに見てきた。福山哲郎、増子輝彦、大島九州男参院議員らがタービン建屋の状況などを視察したのだが、2つのことに驚いていた。ひとつは事態の深刻さが何一つ、変わっちゃいないこと、2つ目は、それなのに、東電のいい加減さだ。

<世界の知見を集めるしかない>

「汚染水の問題が報道されてから、与野党初めての視察ですが、止める、冷やす、封じ込めるの事故収束3原則が破綻していることが明らかになった。すべてが後手後手、東電の隠蔽、改ざん体質は変わっていないと疑わざるを得ません。作業員の方は頑張っておられるが、1日に膨大な汚染水がたまる。東芝製のアルプスでクリーンにするはずだったが、3カ月で壊れてしまった。凍土方式にも同じ疑問を持っています。今回のような大規模なスケールでの実績がないから、同じ失敗をする恐れがある。東電任せではなく、世界中から知見を集める必要があります」(増子輝彦・参院議員)

 汚染水の海洋流出問題は事故当初から、言われてきたことだ。それなのに、東電は今年5月に初めて、ボーリング調査に着手。参院選が終わってから海への漏洩(ろうえい)を認めた。これだけでも怪しいのに、出てきたのが凍土方式だ。政府も金を出す。抜本策に乗り出す。そんな印象の報道が続いたが、まったく違う。

「東電が汚染水の漏洩に気が付いていたのか、いないのか。これはひとつの大きな検証課題だと思います。また、凍土方式がどういう経緯で出てきたのか。実は事故当初から、この話はあったんです」(福山哲郎・参院議員

 しかし、実現性に疑問符が付いて、実行には移されなかったのだ。
 福山は初期(平成23年)のロードマップを取り出し、記者に見せた。そこにはハッキリ、「汚染水の工法の確認」「(遮水壁の)設計着手、構築」と書いてあった。2011年12月の時点で汚染水漏洩防止が検討されていたのに、東電は有効な手を打たずに、ここまで事態の悪化を招いた。

 そのうえ、今になって再び、いったんはボツになった凍土作戦とは呆れてしまう。つまり、放射能汚染水がジャブジャブ海に流れているのになすすべなし。これが実情なのだが、安倍首相はというと、のんびりゴルフ休暇を楽しんでいる。この無責任さは犯罪的と言うしかない。
(取材協力・横田一)

ゲンダイネットより


昨日のカープ勝ちました

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KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!


8月12日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

ふるさとの名産品に、手焼せんべい作りへの思い
株式会社 一松商店 菅原泰葉さん
あっちこっちほっかほか便り

埼玉県「堀越二郎の生涯」
所沢航空発祥記念館
都もはんなりおこしやす
薫のおきらく京都案内

8月13日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

西京銭湯部隊・沸いてるんジャーの活動について
あっちこっちほっかほか便り

山形県ご当地かき氷「酢だまり氷」
山辺町役場
都もはんなりおこしやす
今朝のみそひともじ

8月14日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

ふるさとの大切さを紙芝居で伝える
昔話紙芝居同好会 植田勝美さん
あっちこっちほっかほか便り

広島県「生口島レモン共和国2013」
生口島レモン共和国2013 実行委員会
都もはんなりおこしやす
美味しい話

8月15日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

京都の高校生、アジア大会で優勝!
社会の課題、解決します!
京都教育大学付属高等学校チーム
あっちこっちほっかほか便り

「世界流しそうめん協会」
世界流しそうめん協会
都もはんなりおこしやす
みんなに公平花薫花クイズコーナー 秀男もね

8月16日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

子どもたちにも「がん」を教える絵本出版
NPO法人アットホームホスピス
あっちこっちほっかほか便り

三重県ご当地かき氷「赤福氷」
赤福
都もはんなりおこしやす
松竹芸能

今日のコラム


8月12日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

笑顔の景品を

 最近は、競争がなかなか激しいこともあって、個々のお店なり商店街が、それぞれいろいろと工夫を凝らし、販売を進めています。いわゆる景品つき販売というものもその一つで、少しでも多くのお客さんの関心をひくものをということで、いろいろ知恵をしぼっています。

 しかし、お客さんにおつけする景品のうちで、何にもまして重要なものは何かということになったら、私はそれは親切な“笑顔”ではないかと思います。“自分のところは親切な笑顔のサービスに徹しよう”というように、いわば“徳をもって報いる”方策で臨んでこそ、お客さんに心から喜んでいただけるのではないでしょうか。


2013年8月11日筆洗(東京新聞)

 <土の中から けさ でてきて/もう セミが うたえている/ならったことも ない/きいたことも ない/とおい そせんの日の うたを/とおい そせんの日の ふしで…>

▼まど・みちおさんの詩「セミ」だ。蝉(せみ)は「たいよう ばんざい ざいざいざい」と歌って、その歌は<もえて もえて こずえへのぼり くもへのぼり…たいようの てに すくわれて>いく

▼まこと蝉の声は、真夏の太陽に向かって上っていく。ここ数年で緑がめっきり少なくなった住宅地に住んでいるのだが、切られず残っている木々はまるで蝉の集合住宅だ。朝食時など窓を閉めないと、ニュースも聞き取れない。蝉時雨(しぐれ)という風情はなく、蝉の豪雨だ。ただでさえ寝苦しいのに、やたら朝早くから鳴る目覚まし時計が無数にあるようなものだ

▼しかし、何事もプラス思考で乗り切るしかない。『昆虫食入門』(内山昭一著、平凡社新書)によれば、蝉をフライや天ぷらにして、揚げたてをほおばると、「ナッツの香りとうま味がある」そうだ

▼人口増や気候変動による食料危機に備え、栄養価の高い昆虫食に目を向けるように、国連も促しているという。つまり蝉の集合住宅は宝の山という訳だ

▼…と考えながらも、やはりその声に辟易(へきえき)する。歳時記を開いても、目に留まるのはこんな句だ。<蝉の音も煮ゆるがごとき真昼かな>闌更(らんこう)


水谷ひろしのOSAKA歌謡ウェ~ブ

18:00 水谷ひろしのOSAKA歌謡ウェ~ブ
http://www.obc1314.co.jp/timetable_weekend.html

日曜の夜は、歌謡曲でゆったりとすごしませんか?


新曲がたくさん聴けます

今日のコラム


8月11日松下幸之助一日一話(松下幸之助,COM)

小便が赤くなるまで

「商売は非常にむずかしく厳しい。いわば真剣勝負だ。商売のことをあれこれ思いめぐらして眠れない夜を幾晩も明かす。それほど心労を重ねなければならない。心労のあまりとうとう小便に血が混じって赤くなる。そこまで苦しんではじめてどうすべきかという道が開けてくる。だから一人前の商人になるまでには二度や三度は小便が赤くなる経験をするものだ」 これは私が小僧時代に店のご主人に聞かされた話ですが、今にして思えばこれは決して商人だけにあてはまることではないと思います。何をするにしても、これだけの苦しみを経ずして成功しようとするのは、やはり虫がよすぎるのではないでしょうか。




【コラム】筆洗(東京新聞)

筆洗 2013年8月10日

 戦記とは…。<読者を司令官の気分にさせる書物。兵隊の気分になる読者はいない>。筒井康隆さんの『現代語裏辞典』(文芸春秋)による皮肉たっぷりの定義である

▼確かに勇ましい戦記を読んだり、戦争映画を見たりすれば、虫けらのように殺される人たちではなく、英雄的な司令官や武将に感情移入するものだ

▼きょう公開される『最愛の大地』は、女優アンジェリーナ・ジョリーさんが脚本を書いて、監督した初の長編映画だ。旧ユーゴスラビアで起きたボスニア・ヘルツェゴビナ紛争を描いた戦争ものだが、この作品を見て、「司令官の気分」になる人はまずいないだろう

▼ボスニアでは、隣人として生きてきた人々が、民族と宗教とを対立軸に殺し合う日々が三年半続き、二十万の命が失われた。それだけではない。女性への性の暴力が、敵対民族を侮辱し攻撃する「兵器」として使われた。五万人以上もの女性が犠牲になった、その現実を『最愛の大地』は直視している

▼映画で描かれるおぞましい場面の数々は、残念ながら過去の悲劇ではない。内戦が続くシリアでは十万人が殺され、小さな女の子までが性の暴力にさらされている。英紙によると、人質の女性らを裸にして並ばせ「人の盾」として使うようなことまでが、目撃されている

▼戦場とは、人間の心の闇の深さをまざまざと映し出す鏡なのだろう。




2013年8月11日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼泣く子と地頭(じとう)には勝てぬ」と諺(ことわざ)に言うほどだから、泣く子をあやすのは難しい。俳人の中村汀女(ていじょ)に〈秋暑き汽車に必死の子守唄〉の一句があって、親の方が泣きたくなるような光景が目に浮かぶ

▼自分のことではなく、汽車に乗り合わせた母子だそうだ。残暑の車中、母親への同情をこめた描写は、まわりの乗客の困った顔まで想像させる。汽車は混んでいたに違いない

▼時は流れて平成。子どもの声への不寛容は往時の比ではなくなった感がある。「泣く子のせいでバスから降ろされた」「機内で泣きやまず、降りるときに何人かから罵声を浴びた」といった声が、半年前の本紙別刷り「be」に載っていた。この手の話を、昨今よく聞く

▼かつて小欄で子どもの肩を持ったら、ずいぶん反論を頂戴(ちょうだい)した。若い親の甘やかしや、公共の場での無責任を叱る声が目立っていた。意外なことに年配の女性からの苦言が多かった

▼うなずく点もあったが、生身の存在である子どもが泣いて、周囲の不機嫌に親が縮こまる図はいかがなものだろう。遊び声さえ迷惑がるご時世、「社会で育てる」という言葉はむなしくないか――などと、お盆休みの交通混雑のニュースを見ながら考えた

▼親御さんの処世術としては、新幹線でも飛行機でも、先に周囲にあいさつしておくだけでだいぶ違うようだ。気づかいと寛容で歩み寄り、「お互いさま」の雰囲気をつくりたいものだ。「旅は道づれ世は情け」と、これも諺に言う。道中は楽しい方がいい。

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8月9日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

相談調が大事

 たとえば、ある一つの仕事をしてもらう場合、単に命令すればそれで事がはこぶ、と考えてはいけない。指示し、命令するだけだと、とかく“命、これに従う”ということになって、ほんとうにいい知恵、力強い姿は生まれてきにくい。

 だから、「あんたの意見はどうか、ぼくはこう思うんだがどうか」というように、できるだけ相談的に部下にもちかけることが大事だと思う。そうして部下の考え方なり提案をとり入れつつ仕事を進めていくようにするわけである。そうすると自分の提案が加わっているから、その人は仕事をわが事として熱心に取り組むようになる。人を活かして使う一つのコツは、そういうところにもあると思う。




2013年8月9日天声人語(OCN*朝日新聞デジタル)

天声人語

▼うんざりするような数字が、天気予報の予想最高気温の欄に並んでいる。立秋を過ぎて暑さはいよいよ衰えを知らない。児童生徒にとっては、長い休暇ももう半ばだ

▼きのうの本紙教育面に「今からできる!夏休み勉強法」という記事があった。学校の宿題は7月中に終えたという小6の話に感心する。8月は塾に通うという。同じ時分のわが身と引き比べてみる

▼毎年、宿題を先延ばしし、最後の日々を暗然として過ごすことを繰り返した。こんな調査がある。宿題を後回しにする傾向の強い人は弱い人より、飲酒、喫煙、ギャンブルなどの習慣を持つ人が多いという(池田新介〈いけだしんすけ〉『自滅する選択』)

▼目先の楽しみに飛びつき、いやなことは先送りする。短期の利益を長期の利益に優先させる。成績や健康も気にはなるけれど、我慢ができず、後で悔やむ。いまケーキを食べるか、あすの体重を気にしてやめておくかという選択も同じだ

▼あすからは必ず宿題をやる。だからきょうだけ遊ぶ。こんな言い訳もよく使った。これは将来の自分への過信であり、楽観だという。あすの自分もきっと駄目だと自覚しているなら、きょうからせっせと片付けることになる。なるほど、である

▼時の過ぎゆく速さは一定ではない。先は長いと思って過ごす1週間と、後がないとなってからの1週間では足取りが違う。そぞろ歩きの気分でいられる時期は終わり、そろそろ駆け出さなければとせき立てられる頃合いか。酷暑に気をつけて無理せずに。
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