今日のコラム


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1月31日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

千の悩みも

 経営者には、一度にいくつもの問題に直面して、あれこれ思い悩むという場合が少なくありません。しかし私はいままでの経験で、人間というものはそういくつもの悩みを同時に悩めるものではないということに気づきました。結局、一番大きな悩みに取り組むことによって、他の悩みは第二、第三のものになってしまうのです。だから、百の悩み、千の悩みがあっても、結局は一つだけ悩めばよい。一つだけはどうしても払うことができないが、それと取り組んでいくところに、人生の生きがいがあるのではないか。そう考えて勇気を持って取り組めば、そこに生きる道が洋々と開けてくると思うのです。


【コラム】筆洗

2014年1月30日東京新聞TOKYOWeb

▼英語のSHALL(シャル)とWILL(ウィル)。同じ未来形に使用する助動詞だが、どんな差があるのか

▼いずれも未来に向けた「意志」を示すが、シャルには「そうすべきだ」というニュアンスがより強い

▼例示としてよく引用されるのが、マッカーサー元帥の「アイ・シャル・リターン」と、歌の「ウィ・シャル・オーバーカム」。その曲を歌った米フォーク歌手ピート・シーガーさんが二十七日、九十四歳で死去した

▼きっと、「オーバーカム」(勝利)するという強い決意。だからシャル。打ち勝たなければならない相手は黒人差別だった。曲は一九五〇、六〇年代の米公民権運動の一種のテーマソングになった。その立役者がシーガーさんだった

▼興味深いことにもともとはシャルではなかった。米公共ラジオNPRの記事に教わった。原曲は黒人のチャールズ・アルバート・ティンドリー牧師が〇一(明治三十四)年に発表した霊歌で当時の曲名は「アイル・オーバーカム・サムデー」。助動詞は「ウィル」だった。しかも主語は複数形の「ウィ(私たち)」ではなく「アイ(私)」だった

▼シャルで歌ったのはシーガーさんだが、ある黒人女性の「こっちの方が好き」と言ったのがきっかけになった。一人の気持ちがやがては人々の決意に変化する。「ウィ」と「シャル」の力。遠い昔の話になってしまったが。

☆ 今日で1月も終わりですね。寒いですが、皆様にとって良い一日で有りますように ☆

今日のコラム



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1月30日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

自分を飾らず

 私は、毎日の生活を営んでゆく上において、自分をよく見せようとお上手を言ってみたり、言動にいろいろと粉飾することは大いに慎みたいと思います。これは一見、簡単なことのようですが、口で言うほどたやすいことではありません。ことに出世欲にかられる人は、自分を他人以上に見せようとする傾向が強いようです。

 しかし、人はおのおのその素質が違うのですから、いくら智恵をしぼって自分を粉飾してみたところで、自分の生地はごまかすことはできず、必ずはげてきます。そして、そうすれば、そのときには一ぺんに信用を落とすことになってしまうのです。私は、正直にすることが処世の一番安全な道だと思います。


【コラム】筆洗

2014年1月29日東京新聞TOKYOWeb

▼父親を失った。そんな気さえする。磯野波平さん、星一徹さん。「サザエさん」で波平の声優永井一郎さんが二十七日、八十二歳で亡くなった。十七日には「巨人の星」の一徹の加藤精三さんが八十六歳で亡くなっている

▼今も続く「サザエさん」の放映スタートは一九六九(昭和四十四)年十月だ。「巨人の星」は六八(昭和四十三)年。テレビ画面の下端に「カラー」という表示が出ていた。働いて稼いで生活を向上させる。迷いのない時代だったといえる

▼戦前の家父長制の雰囲気が残る二人はわが子を実によく叱る。二人には子の考え違いを容赦なく叱る強い自信があった。迷いはない

▼何が正しくて何が正しくないか。どうも大人が自信を持ち切れない。経済成長、技術革新でさえ、絶対に正しいとは言い切れない。ましてや生き方。大人が悩んでいる

▼道路に四、五歳の男の子が寝転んで「こっちの道へ行きたい」と叫んでいる。若い父親も叫び返している。「オレだっておまえの言っている方へは行かないからな」。何かおかしい。二人でだだをこねている。子をひきずっていく自信はない

▼波平は五十四歳。<生きてゆくのであろうけど 遠く経て来た日や夜の あんまりこんなにこいしゅては なんだか自信が持てないよ>。中原中也。波平の年齢が迫るわが身を含め大人がカツオのままでいたがっている。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

代表質問 「民意」をぶつけてこそ

2014年1月29日

 安倍晋三首相の施政方針演説に対する各党代表質問が始まった。政府の進める政策が、国民の思いや願いと懸け離れてはいないか。国会は政権監視の責務を自覚し、執拗(しつよう)に問いたださねばならない。

 安倍内閣は昨年夏の参院選後、衆参多数の自民党の「数の力」を背景に、強引ともいえる国会、政権運営を進めてきた。特定秘密保護法の成立強行や、集団的自衛権の行使容認に向けた前のめりの姿勢である。

 自民党の「一強」支配に、どうやって歯止めをかけるのか。野党はもちろん、与党の公明党にとっても正念場だろう。

 民主党の海江田万里代表は、安倍内閣には「経済」「外交」「国のあり方」という三つのリスク(危険)があると指摘し、「平和と民主主義を脅かす動きに対しては断固として戦うと宣言」した。

 首相が施政方針演説で「政策の実現を目指す『責任野党』とは、柔軟かつ真摯(しんし)に政策協議を行う」と秋波を送ったことに対する民主党の回答なのだろう。野党の姿勢としては当然である。

 世論調査結果を見ると、安倍内閣の支持率は50%台でも、個別の政策では全面的に賛同しているわけではないことがうかがえる。

 例えば集団的自衛権の行使容認だ。首相は答弁で「わが国を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、安全保障の法的基盤を再構築する必要がある」と積極姿勢を示したが、最新の共同通信世論調査では半数以上が反対している。

 また、首相が「効果的な運用が図られるよう施行準備を進める」と答弁した特定秘密保護法も、世論調査ではこのまま施行すべきとの回答は20%に満たない。

 選挙結果は最も重要ではあることに異論はないが、世論調査に表れた「民意」と大きく懸け離れた政治もまた、あってはならない。

 政治に携わる者は民意に敏感であるべきだ。特に野党は、国民の思いや願いを政権側にぶつけ、暮らしをよくする政策の実現に尽力することが責務である。

 安倍内閣は「政権暴走」批判を気にしてか、野党の取り込みに懸命だ。施政方針で「責任野党」とは政策協議を行う姿勢を表明し、実際、みんなの党に対して協議を呼び掛けたことも、その一環なのだろう。

 法律をつくり、政策を実現するのは国会の仕事だが、それが政権に都合のいいものであってはならない。政権にすり寄る政党には、未来はないと心得るべきである。

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ごきげん歌に乾杯!

千葉県八千代市
 
ラジオ第一

2014年1月29日(水)

前半 夜 8時05分〜8時55分/後半 夜 9時05分〜9時30分

「ごきげん歌謡笑劇団」から、新しいラジオ番組がスタート! その名も「ごきげん歌に乾杯!」。
コロッケさん・瀬口侑希さんを司会に、
豪華ゲストの代表曲や楽しいトークをたっぷりと 楽しんでいただく75分です!
ゲスト(50音順)

大月みやこ
藤あや子
山川豊

懐かしい名曲を、さすらいの歌姫・瀬口侑希さんが、
アコーディオン男爵・山岡秀明さんの演奏で歌います。
「ベサメ・ムーチョ」
(オリジナル歌手:黒木曜子[昭和25年])

放送曲目

前半

藤あや子

「むらさき雨情」
「雪 深深」
「わすれない」

山川豊

「アメリカ橋」
「泣かないで」
「函館本線」

大月みやこ

「白い海峡」
「乱れ花」
「女の港」

瀬口侑希・
山岡秀明 「ベサメ・ムーチョ」
瀬口侑希 「ガラスの雪」

後半
瀬口侑希 「夢灯籠」
藤あや子 「浮雲ふたつ」
山川豊 「優しい女に会いたい夜は」
大月みやこ 「いのちの海峡」

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1月29日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
先憂後楽

 「先憂後楽」ということは、天下の人びとに先んじて憂い、天下の人びとに後れて楽しむという、為政者の心構えを言った昔の中国の人の言葉だそうである。しかし私は、この先憂後楽ということは、単に為政者だけでなく、お互い企業の経営者としても、ぜひとも心がけなくてはならない大切なことだと考えている。

 もちろん経営者とて、ときに休養し、遊ぶこともあるが、そのようなときでも全く遊びに心を許してしまわず、心は常に先憂ということでなくてはならない。それは言いかえれば、人よりも先に考え、発意、発想することだとも言える。経営者というものはたえず何かを発想していなくてはいけないと思うのである。

【コラム】筆洗

2014年1月28日東京新聞TOKYOWeb

▼危機、困難、窮地。人間は二通りに分かれると将棋の羽生善治さんが『決断力』の中で書いている。「ピンチに陥って奮い立ち、知恵を出せる人」と「ひるんでしまう人」

▼米音楽のグラミー賞でバイオリニスト五嶋みどりさんがソリストとして参加したアルバムが最優秀クラシック・コンペンディアム賞を受賞した。五嶋さんも間違いなく窮地にひるまない人だろう

▼一九八六年七月、米東部、タングルウッド音楽祭でボストン交響楽団と共演した。曲は作曲者でもあるレナード・バーンスタインさんが指揮する「セレナード」。演奏中、五嶋さんのバイオリンのE弦がぷつんと切れた。どうするか。五嶋さんは平然とコンサートマスターにバイオリンを借り、弾き続けた

▼他人の楽器。五嶋さんには大きい。それでも弾くが、試練は続く。その弦もまた切れてしまう。別の演奏者にもう一丁借りてなお続ける。演奏を終える。待っていたのは何があろうと演奏を止めなかった勇気に対する拍手と大歓声だった

▼ニューヨーク・タイムズの見出しは「十四歳の少女が三丁のバイオリンで征服」。逃げ出したい。誰かのせいだと言い訳したいが、それではやはり前には進めぬ

▼グラミーのベストロックアルバム賞はレッド・ツェッペリンが受賞。六八年結成の大物だが部門賞受賞は初めて。これも再結成にひるまなかった結果である。


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1月28日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

衣食足りて礼節を知る

 「衣食足りて礼節を知る」という言葉がある。これは今から二千年以上も昔の中国で言われたものだというが、今日なお広く使われているということは、そこに人間としての一つの真理があるからのように思える。

 ところが、今日のわが国については、「衣食足りて礼節を知る」どころか「衣食足りて礼節ますます乱る」と言わざるをえないことが多い。これはまさに異常な姿である。われわれはいま、この世の中を正常な姿に戻して社会の繁栄、人びとの幸福を生みだしていく必要がある。そのためには、まず自己中心のものの考え方、行動をみずから反省し、戒めあっていくことが肝要だと思う。


【コラム】筆洗

2014年1月27日東京新聞TOKYOWeb

▼電車の中で読まなければよかった。はなをすする。前席の小さな女の子がこっちを見る。それでまた悲しくなる。高階杞一さんの詩集、「早く家(うち)へ帰りたい」(夏葉社)を読む

▼重病で四歳を前に亡くなったわが子への思いが、痛い。「早く家へ帰りたい」はサイモンとガーファンクルの曲である

▼亡くなった後、一枚のCDがデッキに挿入されていたのに気がついた。あの子が遊んでいて偶然入れたのだろう。曲をかけたら「早く家へ帰りたい」だった。あの子からの最後のメッセージのように思えた。<死の淵(ふち)から家に帰りたいという意味なのか 天国の安らげる場所へ早く帰りたいという意味なのか それともぼくに早く帰ってきてという意味だったのか>

▼子を亡くした自分も「家」へ、子が生きていた平穏な時間へ帰りたいと願っている。そんなことはできないのに。<ぼくは早く家へ帰りたい 時間の川をさかのぼって あの日よりもっと前までさかのぼって もう一度 扉をあけるところから やりなおしたい>

▼人はどこかへ帰るために生きているのではないか。その男は夜の町を自転車でさまよっていたという。妻も子もいる。家がある。でも帰れない。農薬を冷凍食品に混入した容疑で逮捕された

▼事実だとすれば一時の黒い感情によって大切なものを失ったのか。家へ帰れない。愚かである。哀れでもある。


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1月27日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
過当競争は罪悪

 お互いに適正な競争はやりつつも、過当競争はいわば罪悪として、これを排除しなくてはなりません。特に資本力の大きな大企業、業界のリーダー的な企業ほど、そのことを自戒しなくてはいけない。小さな企業が少々過当競争的なことをしても、リーダー的な企業が毅然として正しい競争に徹したならば、業界はそう混乱しないでしょう。しかし、もしリーダー的な企業が率先して過当競争を始めたのでは、あたかも世界大戦のごとき大混乱をもたらして業界をいちじるしく疲弊させ、その信用を大きく失墜させることにもなります。企業が大きければ大きいほど、業界の健全な発展に対する責任もまた大きいと言えましょう。


【コラム】筆洗

2014年1月26日 東京新聞TOKYOWeb

▼百六十一億円。驚くより先に怖くなる。田中将大投手が米大リーグのヤンキースと結んだ契約総額である

▼これだけ巨額になるとうらやましいとさえ思わない。想像もつかぬ数字で実感できないのである。むしろ米紙が報じている契約の一部の「引っ越し費用は約三百万円」「住宅手当は年間約一千万円」の方に驚いたりするものだ

▼「二十四勝無敗」。米国報道を見ると、これが田中投手の枕詞(まくらことば)になっている。「二十四勝無敗の田中」「直球はまあまあだが二十四勝無敗で…」

▼どんな小説や劇画にも「二十四勝無敗」の投手はまず登場しない。非現実的だし、面白くないからだ。『巨人の星』の星飛雄馬でさえ、公式戦通算成績は「四十七勝五敗三セーブ」という。漫画データ研究の豊福きこうさんの本にある

▼「夢の数字」と巨額投資への期待はそのまま田中投手には重圧になる。「本拠地でビジターを応援すれば言葉の暴力を受ける。ヤンキースタジアムなら本物の暴力を受ける」。こんな言い方があるそうだ。それほど熱狂的な声援の一方、期待外れだと容赦ないファンを思えば尻込みしたくもなるが、田中投手は逃げなかった

▼「(契約した田中投手の)覚悟と自信に敬意が払われるべきだ」。こう言ったのはイチロー外野手。ヤンキースの怖さと「神の子」の心の強さを「天才」はさすがに分かっているようだ。

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1月26日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

短所四分、長所六分

 人間というものは、誰でも長所と短所を持っている。だから、大勢の人を擁して仕事をしているのであれば、それぞれに多種多様な長所と短所が見られる。

 その場合、部下の短所ばかりを見たのでは、なかなか思い切って使えないし、部下にしても面白くない。その点、長所を見ると、その長所に従って生かし方が考えられ、ある程度大胆に使える。部下も自分の長所が認めてもらえれば嬉しいし、知らず識らず一生懸命に働く。しかし、もちろん長所ばかりを見て、短所を全く見ないということではいけない。私は短所四分、長所六分ぐらいに見るのがよいのではないかと思うのである。


【コラム】筆洗 

2014年1月25日 東京新聞 TOKYO Web

▼年末年始を過ごした福島県の会津で、苦い話を聞いた。ある町は放射能汚染もさほどひどくなく、原発事故後も山のキノコを食べることができた。だが昨秋、ついに検出された

▼雨水の流れ、落葉と腐植。自然のめぐりが薄く積もった放射性物質を濃縮させ、それをキノコが吸ったのだろう。山の幸を楽しみにしていた人々も山に入らなくなった

▼クマが人家近くの田畑にまでやたらと現れるようになったとも聞いた。かつては猟師らが山に踏み入って仕留め、肉などを売っていたが、それも汚染でできなくなった。イノシシも同じだ

▼県はイノシシ捕獲の奨励金制度もつくった。しかし猟師らは嘆いているそうだ。「おれたちは殺生するために捕りたいんではないんだ」。山の幸としていただくこともできず、ただ「処理」するために撃ち殺す。それが耐えられないというのだ

▼もともと農林業不振で昔のように山に人が入らなくなり耕作放棄地も増えていた。「野生動物の生息圏も変わってきたのでしょうが、事故のために、そういう動きに拍車が掛かったのかもしれません」と県の職員は話す

▼首相は施政方針演説で福島などの「産業や生活インフラの再生を後押しする」と言った。心してほしいのは、あの事故は今なお、人と自然のつながりを、断ち切り続けているということだ。その再生は、果たして可能なのだろうか。


【社説】東京新聞TOKYOWeb

通常国会始まる 国の針路を誤らぬよう

2014年1月25日


 きのう始まった通常国会を、安倍晋三首相は「好循環実現国会」と位置付けるが、集団的自衛権や原発政策、特定秘密保護法など重要課題が山積だ。国の針路を誤らぬよう、議論を尽くしてほしい。

 首相は、今後一年の内政・外交方針を示す施政方針演説で「この国会に問われているのは『経済の好循環』の実現だ。景気回復の実感を、全国の津々浦々にまで、届けようではないか」と強調した。

 経済の好循環実現は重要だ。各種経済指標に好転の兆しはあるものの、国民の多くは景気回復を実感するに至ってはいない。四月には消費税が増税され、景気の腰折れも懸念される。

 政府はこの国会に、経済成長を促すための三十二法案を新たに提出する。国民が暮らし向きの向上を実感するにはどうすべきか、まずは徹底的に議論すべきである。

 ただ、この表看板に惑わされるわけにもいかない。国の針路を決める重要課題が山積だからだ。

 まずは第二次内閣発足後、首相が初めて国会演説で言及した「集団的自衛権の行使」である。

 首相は、有識者懇談会の報告を踏まえて「対応を検討する」と表明したが、第一次内閣で始動したこの懇談会はかつて行使容認の報告書を出したことがある。

 その後、メンバーの入れ替えもなく、四月にも提出される報告でも、行使容認となる見通しだ。

 集団的自衛権の行使について、歴代内閣はこれまで、憲法九条で許容される自衛権の範囲を超えるとの見解を堅持してきた。先の大戦の反省から、専守防衛に徹してきた「国のかたち」でもある。 

 それを一内閣、それも私的な懇談会の報告書を基にして変えることなど許されようはずがない。国会での徹底追及を期待したい。

 原発について、首相は「原子力規制委員会が定めた世界で最も厳しい水準の安全規制を満たさない限り、再稼働はあり得ない」と述べたが、同規制委の手続きさえ経れば再稼働させることと同義だ。

 国民の運命を左右する原発政策は、東京都知事選でも争点化しており、なし崩しの再稼働容認は許されない。国会を含めた国民的な議論に付すべきである。

 与党が昨年、成立を強行した特定秘密保護法に、首相は演説で全く触れなかったが、法律の乱用や人権侵害の懸念は解消されず、首相自身も説明不足を認めている。

 民主、共産両党は廃止法案を提出する予定だ。法案の要不要も含めて審議し直すべきである。

☆ 昨日は若草山の山焼きを見ました。花火も綺麗でした。今日も寒いですが皆様にとって良い一日で有りますように。☆

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1月25日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
融通無碍の信念

 「融通無碍」という言葉がある。これは別にむずかしい理屈でも何でもない。いたって平凡なことと思う。もし道を歩いていて、その前に大きな石が落ちてきて向うへ行けない場合はどうするか。もちろん石によじ登ってもまっすぐ行くということも一つの方法である。しかしそこに無理が生じるのであれば、石をよけてまわり道をしてゆく。それが融通無碍だと思う。

 もちろんときにはまわり道のない場合もある。しかしそういうときにはまた別の方法を考える。素直に、自分の感情にとらわれないで、この融通無碍ということをたえず心がけていくところに、世に処していく一つの道があると思うのである。


【コラム】筆洗

2014年1月24日東京新聞TOKYOWeb

▼東京の合唱(コーラス)」「東京の女」「東京の宿」「東京物語」「東京暮色」。小津安二郎の作品で題名に「東京」が入っている五本である。小津作品五十余本のうち、東京が出てこない作品は十本もないという。東京へのこだわりが分かる

▼そのくせ魅力的な場所とは必ずしも描かない。小津作品の東京はどこか世知辛い。寂しい。住む人の心まで乾燥させているようだ

▼「広いもんぢゃなア東京は」「ウッカリこんなとこではぐれでもしたら一生探しても会はりゃアしやんしエんよ」。「東京物語」の中で上京した老夫婦が上野公園でこんな会話をする場面がある。繁栄の裏側に潜む「居心地」の悪さが伝わってくる

▼東京都知事選で問われているのは「繁栄の裏側」である。もっと言えば「生き方」かもしれぬ。ひずみがあろうと経済成長を追求し続けるのか。物質的な豊かさではない別の方向も考えていくのか

▼原発ゼロを主張する宇都宮さん、「腹七分目でよし」と語る細川さんは考え直そうという。「世界一の都市に」の舛添さんと「アジアで最も豊かな産業経済都市に」と訴える田母神さんはもっと成長をという立場である

▼どんな選挙でも、経済成長は「善」という見方が強すぎて争点になりにくい。その意味で都知事選は実に新しい。その議論は日本全体にもつながるだろう。「東京の生き方」。いい題名ではないか。


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1月24日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
会社の信用

 自分の会社の欠点と考えられることは、社内においてお互いに誠心誠意検討しあい、その欠点を除くことにみなが努力をすることが大事だと思います。しかし、それを決して外部の人に不用意にもらさないという配慮が必要です。極端に言うと、両親にさえもらしてはいけないのだというほどの信念がなければいけないと思います。

 もしも幸いにして、そういうことをみなが諒として働けば、そうした行動から非常に強い会社の信用が生まれてくると思います。それは会社に幸いし、会社の従業員全体に幸いし、ひいては会社の持つ使命を遂行する力となってくると思うのです。

松下幸之助 「見方・考え方」クイズ

◇◆人生というもの◆◇

問題 Q3 : この幸之助の言葉の〇〇に当てはまるのは?
KonosukeQ1.jpg
(毎週金曜日更新)

「人生とは、〇〇と〇〇の営みである」

  1 勤労・奉仕   2 感謝・報恩  3 生産・消費

解答&解説コラム

3 の「生産・消費」が正解です。「人生」と経済用語である「生産・消費」を結びつけることに違和感を感じられるかもしれません。

しかし幸之助は、生産と消費は「単に物資をつくったり、使うことのみ」を指すのではなく、「物心両面にわたるもの」だと考えていました。物資だけでなく、心の生産・消費もあるというのです。そうして人間は、物心ともによき生産・消費をすることで繁栄の道をひらくことができるとして、「人生とは、生産と消費の営みである」と述べたのです。

では、よき心の生産・消費とはどんなものなのでしょうか。幸之助は、よい話を聞き、音楽を聴いて喜び、名画を見て楽しむことなどがよき心の消費であり、お互いが相寄ってよい思いをかよいあわせること、勉強して新しい知識を得ることなどがよき心の生産であると言っています。

今日、物質的には、幸之助が生きた、かつての大量生産・大量消費の時代は終焉し、持続可能な発展を主眼に置いたリサイクル、リデュース、リユースを視野に入れた生産・消費が求められる時代になっています。それだけに、ますます人間の知恵・創意工夫が試され、よき心の生産、よき心の消費が必要とされているといえましょう。



【コラム】筆洗

2014年1月23日東京新聞TOKYOWeb

▼その駅には「ウソ」の駅名を記したプレートが出ている。本当の名前はJR北海道の根室線の幾寅(いくとら)駅なのだが「幌舞(ほろまい)駅」という表示プレートの方が目立っている。実在しない駅名を表示している本物の駅というのは世界でも珍しいのではないだろうか

▼種明かしをすれば「幌舞駅」とは浅田次郎さんの小説「鉄道員(ぽっぽや)」の主人公が駅長として勤務する小さな駅の名前で、高倉健さんの主演で一九九九年に映画化された際、「幌舞駅」に見立てて、撮影したのが幾寅駅である

▼撮影後も一部セットを残して映画の雰囲気を再現している。行ってみると分かる。寂れた駅の立て付けの悪い、引き戸を開けて不器用で仕事一筋の乙松さんがふと姿を現すような気がしてくる

▼鉄道員としての仕事に打ち込む男の物語である。どんな時も鉄道を安全に正確に運行することだけを考える。家族の不幸にさえがまんする。「ぽっぽやだから」

▼JR北海道のレール検査数値改ざん問題。保線部署のうち七割超の三十三部署で改ざんが確認された。改ざんとは、「ウソ」である。これが世界に冠たる「鉄道大国」の実態なのか。あまりに寂しい。くやしい

▼職員は「幌舞駅」のホームに立ち、「鉄道員」という虚構の世界をかみしめても損はないだろう。何か感じるはずだ。小説・映画の話だって? 現実の世界の「ウソ」よりはよほどましである。

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1月23日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM) 
物をつくる前に人をつくる

 私は、ずっと以前でしたが、当時の年若き社員に、得意先から「松下電器は何をつくるところか」と尋ねられたならば「松下電器は人をつくるところでございます。あわせて電気商品をつくっております」とこういうことを申せと言ったことがあります。

 その当時、私は事業は人にあり、人をまず養成しなければならない、人間として成長しない人を持つ事業は成功するものではない、ということを感じており、ついそういう言葉が出たわけですが、そういう空気は当時の社員に浸透し、それが技術、資力、信用の貧弱さにもかかわらず、どこよりも会社を力強く進展させる大きな原動力となったと思うのです。

【コラム】筆洗

2014年1月22日東京新聞TOKYOWeb

▼クラウディオ・アバドさんは七歳の時、魔法にかけられた。ミラノのスカラ座で聴いたドビュッシーの夜想曲。舞台上から光や色が放たれ、絵が見える気がした。少年はその夜、決心したという。「いつの日か自分もあんな魔法が使えるようになろう」

▼名指揮者アバドさんの訃報に接し、三十年近く前に録音されたレコードを聴き直した。彼がロンドン交響楽団を振ったラベルのボレロ。クライマックスで、強烈な叫びが聞こえる。演奏する楽団員たち自身が興奮のあまり上げたという雄叫(たけ)びだ。オーケストラも魔法にかけられていたのだ

▼バイオリニストだった父はアバド少年に教えたそうだ。「誰かと一緒に音楽をやる時には、自分がうまく弾けるとか、よい耳を持っているとかいうことはそれほど重要ではない。音楽においても日常生活においても、ほかの人の言うことに耳を傾けることが最も大切なのだ」(『アバドのたのしい音楽会』評論社)

▼二〇〇〇年にがんで胃の全摘手術を受けてからアバドさんは体調不良に苦しみ続けたが、指揮者仲間のサイモン・ラトルさんにこう語っていたという

▼「それが悪いことばかりでもないんだ。どういう訳か自分の体の内部からの声が聞こえるようになった気がする。胃を失った代わりに、内なる耳を与えられたようなものだ」

▼今は、名演が終わった後の静寂に耳を傾けたい。


【社説】指定廃棄物処分 机上の決定では難しい

2014年1月22日東京新聞TOKYOWeb


 放射能を持つ指定廃棄物の最終処分場候補地として、環境省は宮城県内三市町の名を挙げたが即座に反対された。処分場は必要だが、住民の頭越しにすることなのか。ますます復興が遅れてしまう。

 指定廃棄物とは、福島第一原発事故で飛散した放射性物質が付着したごみの焼却灰、下水汚泥、稲わらなどをいう。環境相の指定により、国の責任で最終処分することになっている。

 原発から排出されるものに比べると、放射能の濃度は低く、全国各地で十三万トン余りが仮置きされている。

 環境省はその最終処分場を、宮城、栃木、群馬など東北と関東の五県に一カ所ずつ、造る計画だ。

 宮城県で選定された三市町から、人が住まず、訪れず、水源から遠く離れて自然への影響の少ない場所へとさらに絞り込む。

 ごみ処理施設は、家庭ごみでさえ立地が難しいことは、全国のどの自治体も、また住民も知っている。その成否は、事業者と受け入れ側住民が、いかに信頼関係を築くかで決まると言っていい。

 世界で初めて使用済み核燃料最終処分場「オンカロ」の建設が進むフィンランドのオルキルオト島でも、処分事業者は、全国を百二カ所のブロックに分けて調査を重ね、選定までに十八年をかけている。結局は、地元に原発があり、比較的原子力への抵抗感が少ないオルキルオトが選ばれた。

 これまでに過酷事故もなく、規制機関への信頼も厚い国柄でも、そうなのだ。

 復興を進めるためにも、処分が必要なのはよく分かる。しかし日本では、福島の事故で神話は崩れ、信頼は地に落ちた。何より事故処理がまだ進んでいない。3・11の被災地にはもちろん、全国的にも原子力行政に対する信頼が、失われているのである。

 核のごみ処理をもし受け入れるとしたら、何が一番必要かと問うと、「確かな情報」とまず答える人が多いのではないか。

 金ではない。フィンランドでも、オンカロ受け入れの見返りに、巨額の交付金などは出ていない。

 なぜその場所なのか、規模は、工法は、危険性は、管理の主体は、スケジュールは…。こうした疑問に答えられるような能力を持ち、面と向かって答えられるほどの信頼を積み重ねてもらいたい。

 すでに大量に発生している高レベル放射性廃棄物の処分についても、同じである。


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きらめき歌謡ライブ

1月22日(水)午後8時05分
出演:北原ミレイ、田川寿美、真奈尚子、岩本公水、
瀬口侑希、走 裕介、菊地まどか
司会:徳田 章アナウンサー

今日のコラム


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1月22日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
長年のツケを払うとき

 戦後三十年間、政治の仕組み、教育のあり方、またお互いのものの考え方、生活態度の中に、知らず識らず、いろいろなムダや非能率が生まれ、増大してきた。それがつもりつもって物価をジリジリと押しあげ、とうとう今日の事態を招来したのである。

 お互いに考えるべきことを考えず、改善するべきことを改善してこなかった、長年のたまりたまったツケがまわってきたのである。だれが悪い、かれが悪いと責めあっているときではない。そのツケはそれぞれの分に応じて払わなくてはならない。その覚悟を真剣に持つことができるかどうか。そこがきわめて大切な点だと思うのである。


【コラム】筆洗

2014年1月21日東京新聞TOKYOWeb

▼小鳥に声をかけてみた/小鳥は不思議そうに首をかしげた。/わからないから/わからないと/素直にかしげた/あれは/自然な、首のひねり/てらわない美しい疑問符のかたち…

▼吉野弘さんの詩「素直な疑問符」だ。首をかしげた小鳥の姿に、美しい「?」を見て取る。そんな目の持ち主にかかると、「母」という字のちょっと傾いた姿からも小さな物語が生まれる

▼<母は/舟の一族だろうか。/こころもち傾いているのは/どんな荷物を/積みすぎているせいか>。舟とは、母という字の下の方が愛の積み荷が多過ぎて水に浸っている形。詩人にはそう見えたという

▼吉野さんは二度、生死の境から生き延びた。召集され、死を覚悟して入営する数日前に終戦を迎えた。戦後は肺結核と闘った。「二度も助かったから、生きなくては申し訳ない」。だから、日々の暮らしの中で生の意味をていねいに問い、やさしく言葉を紡いだ

▼例えば、「幸」と「辛」という字は「一」だけの違い。その「一」とは何か。<幸いの中の人知れぬ辛(つら)さ/そして時に/辛さを忘れてもいる幸い。/何が満たされて幸いになり/何が足らなくて辛いのか>

▼八十七歳で逝くまで、「?」を大切にし続けたのだろう。冒頭の詩はこう結ばれる。<時に/風の如(ごと)く/耳もとで鳴る/意味不明な訪れに/私もまた/素直にかしぐ、小鳥の首でありたい>


【社説】医療費の増大 患者が納得する節減を

2014年1月21日東京新聞TOKYOWeb


 国民の医療費が増え続けている。低額で治療を受けられる医療保険制度は大切な社会保障だが、どう維持していくかが大きな課題だ。知恵を生かして費用の節減や病の予防に努めたい。

 医療機関に支払われた治療費や薬代などの費用総額が国民医療費だ。全体の約五割を医療保険の保険料、約四割を税金、約一割を患者の負担で賄っている。

 公表された二〇一一年度の額は約三十八兆六千億円、国民一人当たり初めて三十万円を突破した。

 ここ数年は毎年、一兆円ずつ増えている。本年度は四十兆円を超しそうだ。理由は高齢化と、技術の進歩で高度な治療・検査が普及した医療の高度化である。医療の質向上はメリットだが、コストも高くなっている。

 必要な医療は確保しながら医療費を抑える努力が要る。それには保険運営者の役割が重要になる。

 国民健康保険を運営する市町村は厳しい保険財政に頭を抱えている。広島県呉市(人口約二十三万人)も同様だが、独自の節減策が実績を上げている。

 先発薬より低価格の後発薬(ジェネリック医薬品)の普及策に、呉市は使用中の薬を後発薬に替えた場合の差額を市民に通知する対策を〇八年度から始めた。

 昨年三月時点で、累計約二万六千人に通知して八割が後発薬に切り替えた。節減額は五年間で五億円を超えた。有効な対策だ。

 高齢者には複数の医療機関で重複して薬をもらったり、種類が多くて服用をやめる人が少なくない。こうした残薬は全国で年間約五百億円との推計もある。薬剤師による在宅患者への服薬指導も広げるべきだ。指導で重複処方を避けられ薬代の節減につながる。患者には薬剤師が日々の煩雑な服薬を支えてくれる存在になる。

 疾病予防も呉市が参考になる。糖尿病による腎症の重症化予防に、看護師による生活指導事業を三年前から行う。腎症が悪化し透析を続けると治療費は一人年間約六百万円だ。指導を受けた人から透析患者はでていない。

 医療機関から保険運営者に送られてくる治療費の請求書は電子化が進みさまざまな分析が可能になった。それを活用すれば不必要な医療費を抑えられる。

 患者は自己負担が減ったり、病が予防できるなど具体的なメリットが分かれば、節減に協力してくれるのではないか。患者も納得する賢い節減策に取り組むべきだ。


☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

今日のコラム


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1月21日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

当たってくだける

 ある時会社で社員が集まってさかんに議論している。どうしたのかと尋ねると、「この製品を新しく発売するのですが、これが売れるかどうか検討しているのです」と言う。

 そこで私は「それはさぐるより仕方がないのではないか。売れるか売れないかを、ある程度議論することは必要だが、ある程度以上は議論してみてもはじまらない。あとは“当たってくだけろ”だ。それは買ってくれる人に尋ねるより仕方ないのではないか」と言ったのである。

 ある程度考えた後は、勇気を持ってやる。そういうことが商売だけでなく政治にも、その他あらゆる日常生活の分野においても、ときに必要だと思うのである。


【コラム】筆洗

2014年1月20日 東京新聞TOKYOWeb

▼捕らぬたぬきの皮算用」と似たような言い回しは世界各地にあるようで、西洋では「卵がかえる前に、ニワトリを数えるな」と言う。まだ手に入れぬものをついあてにしてしまうのは、人間の業。皮算用を戒めるこんなことわざも、西洋にはあるらしい。「清潔な水を手に入れぬうちに、汚い水を捨てるな」

▼東京電力の新しい経営再建計画は、皮算用のいい見本だろう。新潟県にある柏崎刈羽原発をこの夏に再稼働させ始めて、年一千億円以上のもうけを出すという

▼だが、再稼働にあたってその了解が必要な新潟県知事は「福島の事故の検証と総括が終わっていない。再稼働の議論をするべき時期ではない」と言っている。国の原子力規制委員会も、原発の敷地内にある断層についてきちんと調べるように求めている

▼規制委のメンバーからは、こんな声すら出ていたはずだ。「(福島原発の)汚染水問題などで東電の話を聞いていると、放射性物質を扱うノウハウが十分にあるとは思えない。(再稼働申請を)出してきたことに、驚きを感じる」

▼そうであるのに、政府は東電の再建計画を是とした。それではまるで、「規制委や地元が何と言おうと、動かすものは動かす」と言っているようなものではないだろうか

▼くだんのことわざを、東電のために書き換えよう。「汚い水を捨てているうちは、新しい水に手を出すな」


☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!

1月20日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

団地リノベーション プロジェクトについて
UR都市機構・西日本支社 募集販売センター 黒田直樹さん
あっちこっちほっかほか便り

春節と中華街特集
長崎ランタンフェスティバル
都もはんなりおこしやす
悪徳商法にだまされるな
京都消費生活有資格者の会 理事消費生活専門相談員 松本久美子さん

1月21日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

「枚方つーしん」が話題を集めています
地元情報サイト「枚方つーしん」 編集長 本田一馬さん
あっちこっちほっかほか便り

春節と中華街特集
長崎新地中華街
都もはんなりおこしやす
「びわこみけっと」について
「びわこみけっと」イベントスタッフ 小林翔さん、安居美穂さん

1月22日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

「エネルギーの自給自足を始める」ということについて
有限会社ひのでやエコライフ研究所 山見拓さん
あっちこっちほっかほか便り

春節と中華街特集
横浜中華街2014春節
都もはんなりおこしやす
着物通 2014年、着物のトレンドは?
西陣和装学院 学長 毛利ゆき子さん

1月23日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

女子大生とコラボ開発!魚のにおいに効果てきめんな洗剤
大阪府中央卸売市場
あっちこっちほっかほか便り

春節と中華街特集
横浜中華街
都もはんなりおこしやす
みんなに公平花薫る 花クイズコーナー 秀男もね
集花園 谷奥秀男さん

1月24日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

甲子園でから揚げ甲子園を開催したい!
あっちこっちほっかほか便り

春節と中華街特集
南京町春節祭
都もはんなりおこしやす
映画を観よう
京都シネマ 横地由起子さん

今日のコラム



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1月20日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
苦情から縁がむすばれる

 需要家の方からいただくおほめの手紙はもちろんありがたいけれども、苦情の手紙をいただくのもありがたいことだと思います。かりに苦情を言わない方はそのまま「あそこの製品はもう買わない」ということで終わってしまうかもしれません。しかし不満を言ってくださる方は、そのときは「もう買わない」というつもりでも、こちらがその不満を丁重に扱って、不満の原因をつかむとともに、誠心誠意対処すれば、その誠意が通じ、かえって縁がむすばれる場合が多いと思います。

 ですから、苦情を受けたときは「縁がむすばれる好機」と考え、一つの機会として生かしていくことが大事だと思うのです。

【コラム】筆洗

2014年1月19日東京新聞TOKYOWeb

▼「入学試験」「受験生」の季語は春だが、イメージは冬の方がぴたっとくる。<真四角な消しゴムをのせ受験票>森田公司 試験会場の静かな緊張が伝わってくる。大学入試センター試験が十八日、始まった

▼志願者は五十六万余人。受験は本人だけでなく、家族や周囲を嫌でも巻き込んでしまう。試験の出来に気をもむ人はその何倍、何十倍ということになる。受験生は今は勉強で頭がいっぱいだろうが、家族の励まし、用意してくれた夜食のこともやはり忘れないでほしい

▼そうはいっても試験である。誰も助けてくれぬ。入試に人生上の意味があるとすれば「結局自分でやるしかない」という現実を学ぶ最初の機会ということか。受験はまだ公平な方で、慰めにもならぬが、大人になれば努力だけでは勝てない競争もある

▼ひとつ笑って緊張をほぐしてもらおう。作家の遠藤周作さんは数学が苦手だった。ある試験で「三角形の二辺の和は他の一辺より大である。三角形の内角の和は百八十度である。これを証明せよ」という問題が出た

▼頭をひねっていると、ひらめいた。その答えが「まったく、そうである、そのとおり」。そう書いた。もちろん先生に怒られた

▼受験シーズンは三月まで続く。だから春の季語になるのだろうが、試験日を人生の大切なレッスンを終えた日と考えても春の方がふさわしいのかもしれない。

☆ 今日は大寒です。今日も寒いですが皆様にとって良い一日でありますように ☆

今日のコラム


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1月19日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

人情の機微を知る

 人間の心というものは、なかなか理屈では割り切れない。理論的にはこうしたらいい、と考えられても、人心はむしろその反対に動くということもあろう。一面まことに厄介といえば厄介だが、しかし、やはりある種の方向というか、法則的なものがあるとも考えられる。そうしたものを、ある程度体得できるということが、人情の機微を知るということになるのだと思う。

 では、人情の機微を知るにはどうしたらいいか。それはやはり、いろいろな体験を通じて、多くの人びととふれあうことである。そうした体験に立ちつつ、常に素直な目で人間というものを見、その心の動きを知るということが大切だと思う。


【コラム】筆洗

2014年1月18日東京新聞TOKYOWeb


▼大自然の前で近代文明とはなんともろく頼りないものなのか」。一九九五年一月十七日の阪神大震災についてその人は書いている。物質的な繁栄を疑っていた。十六日、九十一歳で亡くなった小野田寛郎さんである

▼敗戦から三十年近い七四年までフィリピン・ルバング島のジャングルで「戦争」を続けた。日本の敗戦を信じなかった。「米軍のカイライ政権が続いている」「日本は新しい政府を満州に樹立した」と思っていたという

▼「どんな生き恥をさらしても生き延びよ。生きて任務を遂行せよ」。陸軍中野学校の教えも元少尉の長期間潜伏につながったのだろう

▼五十一歳で帰還した時、作家の阿川弘之さんはその旧陸軍式の敬礼を見て「大勢の人が不思議な感動を覚えたはずだ。それは、日本人がとつくの昔に忘れてしまつたものを見せられたからだ」と書いた

▼逆に小野田さんの方は経済大国となった戦後日本に「精神的断絶」を覚えた。「何でもカネ、カネの戦後日本人」。苦労の末、帰ってきたのは「なじめない祖国」。悲劇である

▼二枚の写真を十七日付夕刊で見た。一枚はジャングルを出た当時のもの。怖い目で敬礼している。もう一枚は最近のものか笑っている。なんでもカネの世の中は続く。それでも、柔和になった小野田さんの表情が戦後日本の良い部分を少しでも見た結果であることを祈りたい。

【社説】東京新聞TOKYOWeb

ノロウイルス 油断せず流行に備えを

2014年1月18日


 ノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎の感染が広がっている。インフルエンザも流行期に入った。感染症対策は、予防と拡大の防止が重要だ。正しい知識を身に付け警戒を続けたい。

 浜松市の市立小学校多数で、ノロウイルスとみられる集団感染が発生している。千人を超える児童らが嘔吐(おうと)や下痢を訴え、学校閉鎖や学級閉鎖が相次いでいる。

 ノロやロタウイルスなどによる感染性胃腸炎は冬に流行する。今シーズンは十一月以降増加しており、過去五年間の同じ時期より多い。学校のほか高齢者がいる介護施設でも例年感染が報告される。

 子どもや高齢者は重症化することがあるが、治療は対症療法しかなく予防に注意を払いたい。

 ウイルスは感染力が強い。ウイルスに汚染された食品を加熱不足のまま食べたりすると感染することがある。消化器に感染するため患者の便や吐いた物にもウイルスは含まれる。処理する際に手などに付着しないよう注意が必要だ。マスクと手袋を着用したい。アルコール消毒は効果がなく、塩素系の漂白剤を使う必要がある。

 浜松市保健所と市教委は、感染経路や感染の実態を早く把握するとともに、学校や保護者にもこうした対応策を広く情報提供し感染拡大を抑え込むべきだ。

 インフルエンザは昨年末に流行期に入った。国立感染症研究所によると、今月上旬の一週間に全国の医療機関を受診した患者の推計は約三十四万人になる。

 対策ではまずワクチン接種を心掛けてほしい。抗インフルエンザ薬は開発が進み四種類が使える。

 ただ、一部の薬に耐性を持つウイルスが見つかった。薬剤への耐性が疑われたら別の薬の使用を検討する必要がある。服用後も症状など注意深く見守りたい。

 海外では鳥インフルエンザの感染が発生している。現在は人から人へ感染するタイプではないようだが、警戒は欠かせない。

 昨年十一月、日中韓保健閣僚会合がソウルで開かれ新型インフルエンザなどの感染症対策で連携強化を決めた。三国関係は尖閣諸島問題などで冷え込んでいるが、この分野では協力に積極的だ。政府は海外の感染症に関する情報を集め迅速に正確に国民に公表するよう努めるべきだ。

 感染症対策は個人でできる具体的な対策が重要になる。うがいと手洗いはもちろん、正確な情報を集め対応したい。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

かんさい土曜ほっとタイム 土曜 午後1時05分~3時55分

1月18日の放送予定
キャスター:佐藤 誠、奥野 史子(スポーツコメンテーター)
1時台


「川柳教室」

川柳作家 大西 泰世

「お天気どんなんかな・全国の気象情報」

「オススメ映画情報」

タレント 浜村 淳

「ふみこのきいておくれやす」
浜村 淳
2時台


「ほっと人物ファイル」アンコール

精神科医 名越 康文
名越 康文
3時台


「ぼやき川柳アワー」  → 過去のお題と大賞句はこちら

お題
『袖(着物の袖などの)』
『伺う(話を伺うなどの)』

川柳作家 大西 泰世

今日も聴いています。

今日のコラム


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1月18日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

水道の水のように……

 加工された水道の水は価値がある。今日、価あるものを盗めばとがめられるのが常識だが、通行人が門口の水道の栓をひねって存分に飲んだとしても、とがめたという話はきかない。直接、生命を維持する貴重な価値ある水でさえ、その量があまりに豊富であるゆえに許されるということは、われわれに何を教えるか。

 それは、すなわち生産者の使命は貴重なる生活物資を、水道の水の如く無尽蔵たらしめることである。いかに貴重なるものでも、量を多くして無代に等しい価格をもって提供することにある。

 われわれの経営の真の使命はまさにここにあると思うのである。



松下幸之助「見方・考え方」クイズ(毎週金曜日更新)

◇◆古さと新しさ◆◇

 問題2 : この幸之助の言葉の〇〇に当てはまるのは?

「古い老舗に新しい〇〇」

 1 理念   2 看板   3 主人

解答&解説コラム


2 の「看板」が正解です。そして「店の構え」「宣伝」「品質」といったものも同様に新しさが必要だと幸之助は考えました。


では幸之助はなぜこう言ったのでしょうか。自らの事業再建もままならない戦後の混乱期に、PHP研究を開始した幸之助は、人間という存在を超えて、広大な宇宙に視野を拡げるようになりました。人間の幸せ、社会の平和、繁栄を考えるにはまず人間を知らないといけない。しかし人間を知るためには、人間を発生せしめ、包んでいる宇宙をよく知らなければならないと考えたのです。そうして宇宙に存在するすべてが常に変化、流転し、日に新たな姿を生みだしていること、人間も大昔から行きづまることなく進歩・発展し続けていることに気づきます。その姿に限りない繁栄の道をひらくヒントを得て、幸之助は日に新たな姿でなすべきことをなしていけば、商売も経営も必ず成功するものだと説くようになりました。

お得意先と世間からの厚い信用を得て古くから栄える老舗は、概して立派な家訓や店是店訓をもち、そこに息づく商道徳・商習慣を自らの経営に生かしているものです。そうした老舗の良き伝統の上に立って、過去の体験に縛られず、時代に即した日に新たな思考・行動をとり、進歩し続けることで、老舗は老舗であり続けることができると、幸之助は言いたかったのでしょう。



【コラム】筆洗

2014年1月17日東京新聞TOKYOWeb

▼今なら「家庭内暴力を容認している」と苦情が出るかもしれぬ。それほど向田邦子さん脚本のドラマ「寺内貫太郎一家」にはおやじがせがれを殴る場面がひんぱんに出てくる▼放送開始は一九七四(昭和四十九)年一月十六日。東京・谷中の石材店の三世代同居家族を描いた。小林亜星さんが演じた武骨で口下手な貫太郎は向田さんの父親がモデルだという

▼ホームドラマのコツとして向田さんは登場人物が集まる茶の間を「狭くて小汚い日本式の畳の部屋にする」と書いている。モダンな洋室では人物が泣いても笑っても絵空事になってしまうという。貫太郎一家の茶の間も汚い

▼「ホームドラマ」を書きにくい時代になっている。大家族という設定自体、三世代世帯が一割もない現在では成立しにくい

▼ドラマから四十年。日本人は清潔で広めのリビングルームを手に入れたかもしれぬが、引き換えに狭い茶の間にひしめく家族の「温かみ」を失いつつある。昔は良かったという気はない。それでも独居世帯が三割という今の日本の家族の光景は寒い。ウチは違うという人は恵まれている

▼「欠点はあるが、気のおけないだけいいや、といった家族。小汚い茶の間は気楽な人生の休息時として一番ふさわしい」。向田さんはそう言ったが、そこにいるのは年老いた母親一人というのは珍しくないのだ。これでは喜劇は書けない。

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今日のコラム


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1月17日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
決意を持ち続ける

 指導者にとって大事なことの一つは、志を持つということである。何らかの志、決意というものがあってはじめて、事は成るのである。だから志を立て決意をするということが必要なわけだが、それは一度志を立て、決心すればそれでいいというものではない。むしろ大事なのは、そうした志なり決意を持ち続けることであろう。そのためには、やはり、たえずみずからを刺激し、思いを新たにするようにしなくてはならない。

 一度志を立て、決意することによって、非常に偉大なことを成し遂げられるのも人間であるが、その志、決心をなかなか貫き通せない弱さをあわせて持つのも、これまた人間である。


【コラム】筆洗

2014年1月16日 東京新聞TOKYOWeb

▼ダイナマイトを発明して巨万の富を築いたアルフレド・ノーベルは晩年も、新兵器の開発にいそしんだ。彼は、その発明が悲劇を生もうとも科学者には責任はないと考えていたが、科学の進歩と平和に貢献した人たちに賞を贈るべしと遺言した

▼先月、九十四歳で死去したロシアのミハイル・カラシニコフ氏も語っていたという。「私はもうすぐ世を去るが、遺産は人類に貢献する未来の優秀な発明家のために使ってくれ」などと言えたらどんなに幸せだろう、と(『カラシニコフ自伝』)

▼その名を冠した自動小銃は高性能なのに安価で頑丈な銃として世界を席巻し、「人類史上、最も多くの人を殺した武器」とも呼ばれる。今日もシリアなどでは、その銃弾で散っていく命があるだろう

▼カラシニコフ氏は、自分の発明品が悲劇を生み続けることについて繰り返し言っていた。「責められるべきは、平和的に問題を解決できない政治家。私はぐっすり眠れる」

▼しかし安眠はできなかったようだ。ロシア紙によると、彼は昨年の四月、教会にざんげの手紙を書いていた。「私の魂の痛みは耐え難い。私の銃が人々の命を奪ったことは、それがたとえ敵の死であっても、私の罪なのか」

▼彼に銃の特許料は支払われず、賞を創設するような巨万の遺産もない。だが、その最期の告白は、平和のための遺言として記憶されるはずだ。

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今日のコラム

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1月16日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

武士道と信頼感

 昔、武士は庶民の上に置かれ、尊敬されていた。これは一つには、武士が武力を持っていたからとも考えられるが、それだけではない。やはり武士は道義に厚く、武士としての精神を忘れず、いわゆる武士道に徹することにより、庶民の信頼と尊敬をかち得ていたものと思う。

 これは会社の中でも言える。経営者には経営者道、従業員にはいわば従業員道ともいうべきものがあると思う。それぞれ当然やるべきことがある。これをお互いに責任を持って貫いてゆくというところに、信頼関係の基礎があり、その信頼関係を高めてゆく推進力があるのではないだろうか。まずお互いの立場で、それぞれの道に徹したい。


【コラム】筆洗

2014年1月15日東京新聞TOKYOWeb

▼福島県に、できたてほやほやの電力会社がある。会津電力。昨年八月に資本金三百万円で設立された会社だが、「国際社会の指針となる事業を構築し世界の平和と安定に寄与し続ける」というのが創業の理念というから、気宇壮大だ

▼その理想に向かう一歩が脱原発を前提としたエネルギーの自給だ。会津には豊富な水資源がある。水力発電所も多いが、そこで生まれた電気はほとんど首都圏に行く

▼小規模水力発電や太陽光発電から始め、ゆくゆくは東電が持つ発電用の水利権も取り戻す。そうすればエネルギーを自給するだけでなく、それを都会に売り、地域の自立も図れる。夢物語のように思えるが、国際社会に目をやれば、産油国が歩んだ道にも重なる

▼福島は原発が止まった今でも県内消費量の三倍以上を発電する「電力大国」だ。「ですが、原発事故が起きるまで電力のことなど国に任せっぱなし。ただ使うだけで関心もなかった」と会津電力の折笠哲也常務は言う

▼「無論、事故への国や東電の責任はある。でもそれを黙認してきた福島県民の責任もある。だからこそ、次世代のために私たち自身が電力供給のありようを選択しなくてはならないのです」

▼「エネルギー政策は地方選の争点ではない」と言う閣僚がいる。だが、福島の人々が自ら問い掛ける選択は、一大消費地・東京の人たちへの問いでもあるはずだ。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

きらめき歌謡ライブ


【放送予定】1月15日(水)  午後8時05分~9時30分
http://www.nhk.or.jp/r1-night/kirameki/

出演:宮路オサム、ビリーバンバン、松村和子、

大木綾子、諫山実生、よしかわちなつ、歌恋(カレン)

司会:徳田 章アナウンサー

今日のコラム


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1月15日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

青春とは心の若さ

 “青春とは心の若さである。信念と希望にあふれ、勇気にみちて日に新たな活動をつづけるかぎり、青春は永遠にその人のものである” これは私があるヒントを得て座右の銘としてつくった言葉である。当然ながら、人はみな毎年歳をとってゆく。それはいわば自然の掟である。しかし私は、精神的には、何歳になろうとも青春時代と同じように日々新たな気持を持ち続けることができるはずだと思う。その精神面での若さを失いたくないというのが、かねてからの私の強い願いなのである。特に最近は、心は絶対に老いさせないということが、個人的にも、また周囲の環境からも要請されていることを強く感じている。

【コラム】筆洗

2014年1月14日東京新聞TOKYOWeb

▼傷の手当てに使うあの白い布は、なぜガーゼと呼ばれるか。かつて織物の産地だったパレスチナの港町ガザが語源となったとの説があるらしい。皮肉なことに、ガザは紛争の地、いくらガーゼがあっても足りない町になってしまった

▼本当に怖いのは、ガーゼでは覆えない傷だ。英国の政治家は「体の傷は侮辱よりも早く忘れられる」と言ったが、侮辱というものは時限爆弾のようなものだと、パレスチナで取材して実感した

▼そこには、家に踏み込んできたイスラエル兵に、父親らが殴られ蹴られ侮辱されるのを、目の前で見せつけられた子どもたちが大勢いた。現地で子どもの心の傷を癒やそうとしてきた心理学者は言っていた。「こういう経験を持つ子どもたちが大きくなったら、どうなるか。いつか憎悪と暴力が爆発するのです」

▼西欧には「憎悪の建物は、侮辱の石で造られる」という格言がある。まさにその象徴ともいえるのが、イスラエル政府がパレスチナの人々を封じ込めるように建てた長さ七百キロもの分離壁だ

▼その壁を造り始めたのが、八十五歳で逝去したシャロン元首相。彼は入植者の子として育ったが、父親は隣人といさかいばかり起こし、不信のあまり、自分の農地を柵で囲い込むような人だったという

▼こわもてでならした政治家もひょっとしたら、子ども時代の心の傷に苦しみ続けたのかもしれない。


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KBS京都ラジオ|笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ|毎週月~金曜日6:30~10:00放送!

1月13日(月)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

災害への備え 防災士について
NPO法人日本防災士会 常任理事・広報委員長 半田亜季子さん
あっちこっちほっかほか便り

泉山七福神巡り
都もはんなりおこしやす
薫のおきらく旅リポート

1月14日(火)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

災害への備え 佛教大大宮防災と福祉のまちづくり 応援隊の活動
佛教大大宮防災と福祉のまちづくり 応援隊 メンバー 原田結衣さん
あっちこっちほっかほか便り

合格祈願!サクラサクきっぷ
都もはんなりおこしやす
今朝のみそひともじ
歌人 林和清さん

1月15日(水)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

災害への備え やさしい日本語で防災教育
「やさしい日本語」有志の会 代表 花岡正義さん
あっちこっちほっかほか便り

焼津鰹三昧
都もはんなりおこしやす
もとむらてつろうの美味しい話

1月16日(木)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

災害への備え 親子で参加しよう、防災シンポジウム
京都市都市計画局 建築指導部 建築安全推進課
あっちこっちほっかほか便り

黒田官兵衛博覧会
都もはんなりおこしやす
あ〜お腹いっぱい おかわり! 薫之巻

1月17日(金)放送予定

ほっかほか 噺の朝ごはん

災害への備え 阪神淡路大震災の体験をまとめた短編集を次の世代に伝えたい
with
あっちこっちほっかほか便り

東北わくわくマルシェ
都もはんなりおこしやす
松竹芸能

今日のコラム


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1月14日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

不景気またよし

 好景気は結構だが、不景気は感心しないという。たしかに、その時点時点で見るとそうであろう。

 けれども、そういう一コマ一コマであっても全体について見たら、不景気の過程もまた偉大なる生成発展の一つであるとも考えられる。

 不景気のときには苦しく困難ではあるが、不景気なるがゆえにはじめて得られるものがある。不景気になったために知らなかったことを知った、ある悟りを開いたということがある。それによって次の手が打てる。だから不景気のときには、伸びているところも少なくない。そういう見方をするならば、不景気もまた結構ということになると思うのである。

松下幸之助 「見方・考え方」クイズ(WEBコラム)

◇◆限りない向上心◆◇ (毎週金曜日更新)

問題1 : この幸之助の言葉の〇〇に当てはまるのは?


「最善の上にさらに〇〇というものがある」

  1 完全   2 理想   3 最善


解答&解説コラム

3 が正解です。幸之助ファンはすぐにわかる問題でしょう。

昭和50年代、幸之助が松下電器(現パナソニック)の相談役だったころのこと。会議に列席した社員に語りかけるなかでこう言ったのです。このとき、幸之助は自分宛に送られてきた販売店主からの手紙を社員に代読させています。あわせて手紙で指摘されている会社の問題点を、社員それぞれが、会社の代表として聞き、その是非を自ら考え、解釈してほしいと要望します。

そして、自身の見解を語りはじめました。当社はいまも最善を尽くしているつもりである。けれども最善の上にさらに最善がある、限りなく上には上があると考えるべきではないか。なにか訴えがあるたびに、素直に耳を傾け、考え直し、改めるべきは改めて、永遠に最善を目指していくことが必要なのではないか、と述べたのです。

ともに働き、ともに栄え、ともに社会の繁栄に尽くしていこう――そうした心根と限りない向上心が、幸之助にこの言葉を言わせたのでしょう。


【コラム】筆洗

2014年1月13日 東京新聞TOKYOWeb

▼さすが、超一流のスポーツ選手は、プレーだけでなく、言葉でもしびれさせてくれる。イタリアの名門チーム入りを果たしたサッカー日本代表、本田圭佑選手が先日、移籍会見で口にしたひと言には、舌を巻いた

▼移籍の理由を聞かれて、ひと言。「簡単なことだ。心の中のリトル本田に聞いた。おまえはどのクラブでプレーしたいのか、と。リトル本田が、ミランでプレーしたいと答えた」

▼「ぼくは大人になったら世界一のサッカー選手になりたいと言うよりなる」と小学校の卒業文集に書いた夢を、愚直なまでに大切にするその心。スーパーゴールのような鮮やかな答えを聞き、思い出したのが、谷川俊太郎さんの言葉だ。「大人」になるということは、どういうことなのか、大人と子どもの違いは何かと聞かれ、詩人は答えた

▼「自分のうちにひそんでいる子どもを怖(おそ)れずに自覚して、いつでもそこからエネルギーを汲(く)み取れるようになれば 大人になれるんじゃないかな」

▼どんな大人も百パーセント大人ではなく、必ず何パーセントかの子どもが含まれている。自分のなかの子どもをきちんと見つめ、大切につきあえる。それが大人だと、詩人は言う(『谷川俊太郎質問箱』東京糸井重里事務所)

▼きょうは、成人の日。百二十一万人が大人の仲間入りをするという。自分の中の子どもとじっくり話すには、いい日だ。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように。☆

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1月13日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

枠にとらわれず

 私たちは仕事を進めていく際に、ともすれば自分で自分の枠を決めてしまってはいないか。

 たとえば、ラジオのデザインにしても、元来、デザインは固定したものでないのだから、三角でも円でもよいはずなのに、ほとんど箱型である。このことに限らず、不思議なことに人間は自ら枠をつくり、その中に入ってしまうという悪い傾向がある。これも自己を保身する一つの行き方かもしれないが、窮屈な枠の中で窮屈なものの考え方をしていては、心の働きも鈍くなり、自由自在なよい智恵が出てくるものではない。ものにはいろいろな見方がある。時と場合に応じて自在に変えねばならない。そこにこそ発展が生まれるのである。

【コラム】筆洗

2014年1月12日東京新聞TOKYOWeb

▼頭のいい子がいるもんだねえ」。テレビを見ていた母親が言った。天才少年が現れたという。言いたいのは「それに引き換えおまえは」「宿題しろ」である。年が近いとはいえ「天才」と比べられても子どもは困る▼将棋の谷川浩司九段(51)は同じ世代の平凡な人間にとっては、比べられてちょっと「迷惑」な存在でもあった。一九七六年、十四歳でプロ。中学生棋士は当時二人目だった

▼八三年、二十一歳の最年少で名人になった谷川さんは「天才と呼ばれると、それまでの努力がかわいそうだ」と嫌がるが、やはり天才と呼ぶしかない

▼その谷川さんがトップ棋士十人の順位戦A級から陥落した。イチローが成績不振で解雇されるようなものだろう。大山康晴永世名人に次ぐ三十二期の連続在籍の方をほめるべきだが、どうにも寂しい

▼引退はしないそうだが、集中力、記憶力、創造力、体力を総動員する棋士の年齢的なピークは四十歳前後という。しかも、来期挑むB級1組には「鬼の棲家(すみか)」の異名がある。かつてのタイトルホルダーがひしめくからで五十歳を超えた天才はどんな戦いを見せるか

▼将棋用語で「暴れる」とは困難の中でも攻め続けることをいう。暴れてほしい。もがいてほしい。「五十歳をすぎているのにえらいねえ。それに引き換え…」。そんな言葉を家人から聞きたい。今度は喜んで悔しがるだろう。

☆ 今日1月13日は成人の日です。新成人の皆様おめでとうございます。
  今日も寒いですが皆様にとって良い一日でありますように ☆

NHKラジオ特番

第32回全国都道府県対抗女子駅伝
1月12日(日)午後0時15分~3時10分
京都を舞台に、中学生から高校生、大学生、社会人まで、幅広い世代の女性ランナーが競います。47都道府県の代表が、西京極陸上競技場をスタート・ゴールにマラソンと同じ42.195km・9つの区間でたすきをつなぎます。

つぶや句575
1月13日(月・祝)午後6時05分~7時55分
5・7・5の表現形式を楽しむことばバラエティー「つぶや句575」。今回のテーマは「白」。「まっさらの手帳を開き今年こそ!」など「白」に関するつぶや句を募集中!投稿は番組サイト、Twitterから。出演:つぶやきシローさん、地元松山のモデル・ラブリさん ほか

新・話の泉スペシャル 成人の日特集
1月13日(月・祝)午後10時15分~11時00分
大人の本格トーク・バラエティーとして人気の「新・話の泉」スペシャル。落語家の桂文枝さんや山藤章二さんなどレギュラー陣の遊び心に満ちた味わい深いトークをお届けします。出演:桂文枝、山藤章二、毒蝮三太夫、嵐山光三郎、松尾貴史 司会:渡邊あゆみ

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1月12日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

人生を設計する

 毎日、なにがなしに仕事をしている、ということでは困ると思います。何でもいい、何か一つの目的を持つ。そういうものを日々持ってそして同時に、一ヵ月先、あるいは一年なら一年の間には、こういうことをやってみるのだ、という一つの自己設計とでもいうものを持つことが大切だと思います。

 そして、それはうまくいく場合もありますし、うまくいかない場合もあります。しかし、これはもう仕方がありません。仕方がないけれども、そういうものを持っているということ、次つぎに生んでいくということ、それが、私は生きがいというものにつながっていくと言ってもいいと思うのです。

【コラム】筆洗

2014年1月11日東京新聞TOKYOWeb

▼幕末、明治期の歌舞伎役者、七代目の市川団蔵は芸に厳しい人で門弟が演技指導を求めると「自分で考えろ」としか言わない。それでやってみると「面白くない」と言う

▼では、どうすればと教えを請うても、やはり「自分で考えろ」。見かねた人が指導を頼むと「教えたところで、オレのやる通りにできるわけではない」。門弟は泣きたいだろう

▼演劇研究者の河竹登志夫さんは「決して教えず、自分で悟らせて体得させるというのは、日本芸道の大きな特徴」と書いたが、芸に限ったことではない。程度に差はあれ、伝統工芸から最新の工業技術まで日本には技術は教えられるものではなく、自分で努力し、「盗むもの」「体得するもの」という考え方がどこかに残っている

▼三菱マテリアル四日市工場の爆発事故。石油コンビナートの事故は年々増加している。背景には大量退職した団塊世代からのノウハウ継承がうまくいっていない可能性もあるという

▼勘や「感触」、コツなど目に見えにくいものを教えるのは難しい。それでも効果的に技術を伝承していく方法を考えなければ「宝」は朽ちる。命にも関わる

▼盗ませるのではなく、こちらから、徹底的に教え込む。「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ」。芸道とは違うが、山本五十六元帥の方が今の若い人には向いているだろう。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

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1月11日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

日本のよさを知る

 私は日本ほど恵まれた国はないと思うのです。一億という人口があって、しかも一民族であり一言語である。気候、風土も非常に好ましい状態に置かれている。こういう国を擁して偉大なる発展をしないというのはどうかしています。素直に考えてやっていけば、次つぎとこの国を生かしていく道ができてくると思うのです。

 そのためにはまず自分の国というものをよく知らなければいけない。われわれは日本を、日本人というものを知らなくてはならない。むろん何もかもよいというのではありません。欠点は欠点で、これは当然直さなければいけませんが、それを差し引いても、まだ余分にいいところがだいぶ残ると思うのです。

【コラム】筆洗

2014年1月10日東京新聞TOKYOWeb

▼どんな世界であろうと師弟の縁を切る「破門」とは厳しいものである。一九七八(昭和五十三)年の落語協会の分裂騒ぎで当時の三遊亭さん生(現在の川柳川柳)さんは師匠の三遊亭円生さんと袂(たもと)を分かって、落語協会にとどまった

▼円生さんに決意を伝えると「はなからおまえなんか当てにしてはいなかったんだ」。川柳さんの『ガーコン落語一代』にある

▼数日後、師匠から電話で「いつまでその芸名を名乗っているんだ。すぐ返せ」と怒鳴られた。川柳さんは気分が悪かっただろうが、破門とはそういうもので、円生さんにすればけじめ、「折り目」であろう

▼自民党が東京都知事選で、かつて除名処分にした元厚生労働相の舛添要一さんを支援する方向だという。舛添さんは野党だった二〇一〇年、離党した。自民党が苦しかった時である。「自民党はもう支持されない」と、たんかを切って飛び出した

▼破門した人を支援するなんてなんと心が広いとは決して思わぬ。勝てそうな「玉」を見つけられず、困った揚げ句、舛添さんに寄っかかっただけの話である。党内には舛添さんへの支援に慎重論もあるというがそっちの方が筋が通っている

▼「立て引き」。最近は聞かなくなったが、義理や意地を立て通すこと、と辞書にある。「立て引きの強さ」は江戸っ子の美徳だった。どうにも締まらぬ話を今の人はどう見るか。


☆ 今日は鏡開きの日です。今日も一段と寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

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1月10日松下幸之助一日一話松下幸之助.COM)

社会にやらせてもらう

 お互いの仕事なり職業というのは、それぞれに自分の意志で選び、自分の力でやっているようではあるが、本来は社会がそれを必要としているからこそ成り立つものである。つまり、自分がやっているのではなく、社会にやらせてもらっているのだということが言えると思う。床屋の仕事でも、髪をキチンとしたいという人びとの要望があって、はじめてそれが必要とされるのである。このことは、どんな仕事についても同じである。

 そういうことを考えてみると、そういう仕事を世間からやらせてもらえるのは、ほんとうにありがたいことだという感謝の念も生じてくると思うのである。

【コラム】筆洗

2014年1月9日東京新聞TOKYOWeb

▼松の内も過ぎ、日常が帰ってきた。<人の顔ふたゝび寒く松過ぎぬ>井沢正江。また一年かと思うと、どうも気が重い

▼東京五輪マラソンの銅メダリスト円谷幸吉さんがその人生に終止符を打ったのはメキシコ五輪の年の一九六八年一月九日だった。松の内を過ぎるのを待ったかのようである

▼六四年三月の中日マラソン。レース中、ジュースの容器をごみ箱にわざわざ捨てに行ったという。投げ捨てればいいのに真面目な人だったのだろう。死を選んだのは、期待への重圧だったのか。福島県須賀川の円谷メモリアルホール。「忍耐」という石碑の文字が、悲しい。苦しい

▼「父上様母上様 三日とろゝ美味(おい)しうございました。干し柿、もちも美味しうございました」「幸吉はもうすっかり疲れ切ってしまって走れません」。戦後最も有名な遺書の大部分は両親や親類へのお礼の言葉で占められている。川端康成は「千万言もつくせぬ哀切」と評した。沢木耕太郎さんは「微塵(みじん)も自己主張が透けてこない」と書いた

▼ソチ冬季五輪まで一カ月を切った。期待も高まるが、選手たちは国や国民のためと思い詰めることはないだろう

▼「あんたらの人生とは違う。自分のやるべきことをやる。しくじったら、ごめんなさいだ」。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズさんの自伝の中に見つけた。少し気が楽になりませんか?

☆ 今日は十日えびすの日(1月10日の十日戎はなぜか関西が中心。西日本の方にもあるらしいが関東にはないとの事。)今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆

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1月9日松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)

雨が降れば傘をさす

 経営者たるものは、すべて天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。これは何もむずかしいことを言っているのではない。たとえば雨が降ったら傘をさすということである。

 つまり集金をせねばならぬところには集金に行く、売れないときには無理に売ろうとせずに休む、また売れるようになれば作る、というように大勢に順応するということである。

 集金すべきところから集金もせずに、新たに資金を借りようとする人があるようだが、金を借りるのならば、まず集金に全力を尽す。それでもなお資金がいるときにはじめて借りる、という至極簡単な当たり前のことを、どれだけ的確に行なうかが非常に大事なのである。


【コラム】筆洗

2014年1月8日東京新聞TOKYOWeb

▼こまったな どうしよう/あした 学校に/たからものを/もっていかなくちゃいけないんだ…/だけど/ぼくのたからものは/まきちゃん(妹)なんだもん▼東京の小学一年の男の子が書いた「ぼくのたからもの」だ(『こどもの詩』文春新書)。お兄ちゃんと、かわいい妹のほかほかとした笑顔が浮かんでくる

▼アフガニスタンから届いたおぞましいニュースがある。こちらも兄と妹をめぐる話だが、浮かんでくるのは、悲しい、あまりに悲しすぎる妹の顔だ。女の子が、兄に自爆テロを命じられたという

▼現地の通信社によると、八歳とも十歳とも伝えられるこの少女は、イスラム原理主義勢力・タリバン幹部の兄に、警察に通じていると疑われた。小さな体に爆弾を仕込んだチョッキを着させられ、川を渡って警察官のところに行き、自爆スイッチを押すように言われた。少女は川の水のあまりの冷たさに泣き叫んだ。それで警察官が異変を察知して、未遂に終わったという

▼アフガンでは、日本でいえば小中学生くらいの少年が、洗脳されたり脅されたりして自爆テロをさせられるのは、そう珍しくないという。それが聖戦の現実だ

▼自爆テロを命じられた少女は、月を意味するスポジマイという美しい名を持つ。今はおびえて「家族の元には帰さないでほしい」と言っているそうだ。家族の光を失った月の暗さを思う。

☆ 今日も寒いですが、皆様にとって良い一日でありますように ☆
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